DSCL METHOD CARDS 「CLUSTERING -情報分類-」 #11
Cf. 6C MODEL:DESIGN SCHOOL KOLDING, 2014
WHAT:このメソッドは何?
「CLUSTERING -情報分類-」とは、とは、集めてきた情報を分けて、まとめることで、プロジェクトメンバーが全体を理解しやすくなります。また、そこに新しい関係性や軸を見出すことも可能にします。
WHY:何のために?
・集めた情報を整理するため
HOW:どうやるの?
1:似たようなものをまとめる
2:端的な名詞でまとめると上手くいかないので、情緒的要素や状況的要素を組み合わせた名詞、または文節でまとめると良い
3:面白い軸や関係性が見えるまで、何回もまとめなおす
解説
「CLUSTERING -情報分類-」で一番大切なことは、実体験では次の2つに集約されます。
1:いつでも戻れるようにして、未練を捨てる!
クラスタリングをすると、多くの場合、大木で例えるならば葉っぱを考慮して、まとめられないジレンマに陥ります。まとめるということは、ある意味細かい観点を切り捨てて、枝のみを残すことです。未練を残したままでは人生を進められないのと同じように、思い切ってバッサリ切り捨てましょう。そして、いつでも細かいところに戻れることが大事なので、そのデータは必ず保持することが大切です。具象をあつめて抽象化することを分かりやすく解説している本がありますので、不得意な方は是非、ご一読ください。
2:枕詞がついた名詞でまとめる
クラスタリングでまとめた結果、あまり面白くない。個別性が消えて自明になった。みたいな経験は誰しもあると思います。
例えば、「スマート」「スッキリ」「クール」をクラスタリングして「印象」とまとめた場合、それは抽象度を挙げ過ぎですし、それぞれの大きな型で括ったに過ぎません。ここで必要なのか「枕詞」です。仮に「開放的で軽やかな印象」という枕詞をつけることで、下位属性を引き継いだまま、名詞で来ることができました。形容詞+名詞(〇〇な△△)で揃えると上手くいきやすいので、オススメです。
DSCL METHOD CARDSについて
DSCL METHOD CARDSは「デザインおばけ」が解説する、誰もがデザインの力を使えるようになることを目指したメソッドカードです。メソッドを読んで学ぶのではなく、絵で見て楽しんで、その意図を掴む。その見立ての役割として「デザインおばけ」が存在します。
DSCL METHOD CARDSは、何をするべきか(Doing)を1コマで描き、直感的に伝えます。「私でもできるかも」と感じ、「やってみたい」から出発する、デザインの道しるべです。
リサーチ・文章:平野友規
https://twitter.com/hiranotomoki
企画・イラスト:大竹沙織
https://twitter.com/otakesaori
制作:株式会社デスケル
https://dscl.jp/
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