[読書メモ]デザイン思考が世界を変える
色々なプロトタイプ
プロトタイプに関するところ
形にして、アイデアを模索、評価、促進できるものなら、なんでもプロトタイプといえる。ティム・ブラウン:デザイン思考が世界を変える 早川書房, pp121 (2010)
IDEOの最初で最高のプロトタイプは、会社がまだ八人のむさ苦しいデザイナー集団にすぎなかった時代に生まれた。
(中略)
ローラー・ボールをプラスティックのバター皿の底に取り付けた。それからほどなくして、アップルコンピュータは最初のマウスを出荷した。
ティム・ブラウン:デザイン思考が世界を変える 早川書房, pp119 (2010)
デザイン思考に関するところ
デザイナーが絵の描き方を学ぶのは、アイデアを「表現」するためだ。言葉や数値でも表現できないことはないが、アイデアの機能的特徴と感情的要素の両方を同時に明らかにできのは、絵のみだ。
ティム・ブラウン:デザイン思考が世界を変える 早川書房, pp.105 (2010)
デザイン思考は探求のプロセスだ。うまくいけば、途中で必ず予期せぬ発見があるはずだ。そして、その発見の意味を汲み取ることが重要だ。発見の多くは進行中のプロセスにすんなりと組み込むことができるが、時には根本的な前提を見直すきっかけになる場合もある。たとえば、プロトタイプの検証中に、消費者のおかげで、より興味深く、見込みがあり、利益性の高い市場が目の前にあることに気付くかもしれない。その場合は、当初の計画に無理にこだわるのではなく、根本的な前提を改良・再検討するべきだ。コンピューター業界の言葉を借りれば、このアプローチはシステムの「リセット」ではなく、価値ある「アップグレード」と見なすべきなのだ。
ティム・ブラウン:デザイン思考が世界を変える 早川書房, pp.28 (2010)
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