「ヘルプマーク」の活用〜不寛容な社会で身を守る
先日、弟がお世話になっていた就労施設に行った時のこと。
昼食時、食堂で初対面の知的障害者の方々と食事をしました。
軽度な方は、障害を持っていると全くわからないほど普通に会話が成り立ちました。
積極的に話しかけてくれたりもしました。
なんなら、いきなり映画へお誘いいただいたりしたりして!
久々にナンパされた(笑)
そして帰りがけ、彼らの後ろ姿にあったカバンに
「ヘルプマーク」のタグをつけているのは1人でした。(私のぱっと見調査)
※ヘルプマークは、東京都だけでなく全国に広がっています。
昨今、電車で咳をしただけでトラブルに巻き込まれるようなご時世です。
トラブルに巻き込まれてしまう可能性のある公共交通機関で
知的障害者は誤解されてしまうケースも出てくるのではないかと心配になりました。
特に、軽度で見た目からわかりづらければわかりづらい程、
いざという時に、周囲からのサポートを受けにくいのではないか?と思い
彼らにヘルプマークを差し上げたい!と思いました。
都内を走る電車の中にも、ヘルプマークを啓蒙する案内があるので
駅ならどこででも簡単に入手できるのだと思っていました。
が、私鉄の駅ではもらえません。
で、どこで配ってるのかなーと調べてみました。
※ヘルプマークは対象の方、またはその代理人(家族や支援者など)からの口頭による申し出により、お一人様一つまでの配布となります。
サービス提供事業所や団体などが利用者や会員へ一律に配るなどの目的であっても、複数個の配布はしておりません。
は? サービス提供事業所でも複数配布してもらえないの?
窓口でお願いすれば、複数個もらえるのかもしれませんが
スタンプラリーのように都営地下鉄の駅を数日ハシゴしてかき集めました。
改札口では数個のストックしか常備していないようでしたが、
「2つください。」と言って断られたところはありませんでした。
ピリピリしている不寛容な世の中をどうにかしないとと思いますが、
緊急対応でヘルプマークをカバンにつけてみるっていうのも
自衛のひとつになると思います。