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理想が見える人の本当の役目|正論という武器と熱い信念でも理想は叶わない

理想が見える人の本当の役目。。世の中や組織にとっての理想が見える人は、噛み合わない人たちの存在に苦しむことがありませんか?「彼らが足を引っ張ってる」「なぜ変わらないんだ」って。でも、それをしちゃうと、折角見えている理想が遠のくんですよね。。これは、正論という武器と熱い信念がありながら理想を叶えられなかった私が、挫折や孤独と引き換えに得た気づきです。

理想が見えるのって、ひとつの貴重な能力です。

同じ仕事をしていても、

Aさんは「今日の仕事をどう時間内に終わらせるか」を見据えて働き、

Bさんは「この仕事がどのようにお客さまの笑顔や社会の発展に繋がっていくか」を見据えて働いています。

視点が高い・視野が広いって、"ある程度” 築かれた基礎の上にようやく得られる力です。だから、基礎が未整備のAさんに対して「もっと高い視点をもって」と言っても、Aさんはピンと来ません。Aさんなりに一生懸命視線を上へ向けますが、目深に被った帽子のツバが邪魔をして、一向に空が見えません。それがAさんです。基礎が未整備のAさんは、必ずしも年下ではなく、役職者、中高年以上だったりします。(Aさんが良い悪いではありません。役割です。人にはみんな価値と可能性があり、社会を築く一員です。)


Bさんは、基礎が "ある程度” あるので、帽子を被っていません。見える理想(空)はどこまでも広がり、足を引っ張る存在も、組織や世の中の流れまでも見えています。


あなたがBさんなら、いつどうやって帽子を脱いだか、具体的に覚えていますか?簡単に言えば、おそらく数多くの試練に向き合い、成長を目指してきた過去があったはずです。でも、理想が見える多くの活動家や経営者は、口を揃えています。

「特に意識していない」

「なんか見えるようになった」

理想が見えることは、ひとつの役割です。試練を乗り越えた先に理想が見えて、理想を叶えるために動くという役割。そしてその役割は、理想が見えない人や志低いAさんタイプを追い込んだり、批判することではなく、理想を叶えるために動くことです。

理想を叶えるための動きは、Aさんタイプを変えることに必死になったり、問題点を鋭い言葉で非難することではありません。(すでに多くのBさんは、効果がないと理解していますよね・・・)Aさんを変えようとしても、変わりません。批判すれば、反発が強まり、組織や社会は二極化します。一瞬の効果を生むので惑わされますが、正体は「THE・悪循環」です。理想を叶えるどころの次元ではなくなります。。

二極化を生む過去の私の思考は、理想を遠ざけました。二極化思考を手放すことが、理想が見えている人が役割を果たすための第一歩だったんです。


「はいー??理想が見えている自分たちのほうが変われってこと??あの人たちじゃなくて??」

・・・私はそう思います。その方が、あなたが見えている理想は叶いやすくなります。あなたが、理想が見えている自分の役目を果たすということは、自分を成長させ、批判や力以外で現実を変える力を得ることです。「Aさんタイプが変わるしかない」と思っている限り、理想は近づいてくれなかったんです。。


私が、Aさんタイプへの非難が止まらなかったのは、自分自身の基礎が ”充分に” 仕上がっていなかったからです。。条件付きの他者許容では、理想に近づけないと痛感しました。条件付きの他者許容は、不充分な自己承認から生まれていました。理想を叶えたいなら、とことん自分に向き合うしかありませんでした。


でも、批判や力以外の方法で理想を叶えていこうと切り替え、二極化を生まない立ち回りをすると覚悟を決めれば、Aさんタイプの人たちは、意外にもその経験と能力を「その理想のために役立てたい」と向こうから言ってきたりします。その頃には、Aさんがどうこうなど、まるで気にもしていない自分がいます。空を見ていたつもりが、いつのまにか宇宙まで見えるようになっていて、Aさんのことは「大切な人類♡」程度です。

批判でインパクトを出せば、いっときAさんや世間はドキッとしますが、持続可能な発展へは繋がりません。社会どころか、部員数名のチームだって変えられません。批判、力で物事を変えるのは、もうおしまいだったんです。なぜなら、世界が追求し始めた持続性・安定性に繋がりにくいからです。この流れは、これから加速すると思います。


批判や力には、お金も、仕事も、優秀な人も、注目も、流れていかなくなると思います。理想が見えていて、効率的に叶えようとしている人たちが、世の中の流れを「批判や力を用いない改革」へ回そうと本気になるからです。その人たちの本気は、まるで桁違いです。


私は変わらない人たちに対する愚痴を禁止したい訳でも、Bさんの自己陶酔やAさんへの愚痴を聞きたい訳でもありません。Aさんを非難する気持ちと、それでも変わらない現実への葛藤を、よく知っています。ただ、批判や愚痴ることの効果に疑問を抱き、理想を叶えたいのにぃ!!とあがいていた過去の自分を思い出しただけです。



「噛み合わぬ理想派VS現実派/理想を現実にする最も確かで持続可能な方法」

https://kizuna-global.com/way-to-make-ideal-reality/


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