中老から仕事しろと言われた話
中老の男(72)から今年1月に目白駅前の喫茶店で落ち合い会うなりいきなり「お前!!仕事と友だち、どっちが大事なんだよ!!」とアクリル板越しに怒鳴られ飛沫を飛ばされまくって小一時間、さすがに僕も涙が止まらなくなり、「ごめんなさいぃ、友だち大事にしますぅ」とテーブルの上のナプキンを全て使い尽くしてフルーツサンドを食べていたあの時からもうすぐ1ヶ月半が経とうとしている。
そのあとも「メタチャット」なる男が考案した対談システムという名のただのメールごときで僕はさらに精神的に追い込まれ、「メタバース対談」と題したのになぜか自分の子供時代の本格的なトラウマと向き合うことになってしまい、そのトラウマをただひたすらにそのチャットに書き連ねるという謎の行為に出て、それと前後して高熱を出して倒れてしまった。
あまりにも自分の闇が深くて驚いた僕は、男に直接DMで思い出した記憶の数々を書き連ねたところ、「俺にそのまんま本当のことを言われても困るだろ!お前これを小説にしろ!がんばれ!」と秒で打ち返され、さらに質問すると「お前はケチだ。お前の闇をなぜ自分だけのものにしておこうとするんだ」とダメ出しされ、「ああ、なるほど、自分の闇から抜け出す体験は誰か似たような思いをしている人の役に立つのかも知れないのか」と思うに至り、よし、次の日本滞在は仕事は最低限にして、中老たちと多くの時間を過ごそうと思って先程日本滞在の予定を伝えたところ、、、
「お前、何遊ぼうとしてるんだよ!仕事しろよ!どんどんビジネスの予定入れろ!お金稼げよ〜、それがお前の役割なんだから。頼むぞおい、まったくもう!」
と、うんざりした顔で言われた。
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