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オンライン純喫茶キツは実在するのかしないのか

中老の男改め純喫茶キツ店主(71)の本気のおままごとが止まらない。

もうかれこれ数週間、Zoom上で24時間のオンライン喫茶を運営しており、最近では店内清掃をしたり、改装工事をしていたり、24時間体制の当番制になっており、いつ行っても誰かしらが「店番」をしていて「いらっしゃいませ」と言ってくれる。

が、まだ仮オープンなので僕がここでアドレスを告知したりしたらきっと「やめろよ平野!」って怒られたりするんだろう。だんだん本物の喫茶店なんだと思えてきて、昨晩の授業と称するZoom会合でも「みんな、これは本物の喫茶店じゃないんだよ!」って言ったけど、みんな画面の向こうでクスって笑うだけで「じゃあ明日もキツでね〜」「あ、行く行く〜」みたいな会話になってて、僕だけがつまんないことを言ってる人のような気がした。実際に店主からは「つまんねえこと言ってるやつはこの店出禁にするからな」と睨まれた。ああ、このままでは一番冷静な僕が仲間はずれになってしまう図式ではないか。

であれば、もう本物の喫茶店ってことでいいのかも知れない。がしかし、なんなんだこれは。しかもこのグループたった27人しかいないんだよ??なのに店主は「キャパとしてはもう十分だ、俺の店はそんなに大きくないんだ。だから平野、宣伝するなよ」って言ってたし、フランチャイズにするって言ってるし、なんか現実が歪む…。そのZoomアカウントは300人まで入れるあなたが間違えて契約した年間数十万円払ってるビジネスアカウントですよ。店ではないです。いや、もう店なのか?そこにないものを気合いで出現させてみんなにもそう思わせるとか、どんだけの情熱なんだよ、まったく。

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