「もっと、やらないことを決めよう」
1995年4月公開『クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望』(うんこくさいのやぼう)を観ました。※劇場映画シリーズ 第3作目
約90分の物語の中に、痛快なエンタメ要素が詰め込まれていました。
【平本の気づきポイント】
冒頭、出社前のひろしが、みさえに朝ご飯を作ってもらう&スーツの襟をなおしてもらうシーンがあります。
90年代らしい、シーンだなと思いました。
というのも、この頃に日本は「専業主婦世帯」と「共働き世帯」の❝逆転❞が起こり始めます。
90年以前のアニメ作品には、父親は仕事!母親は家事育児!というスタイルが良く見えますよね。#ドラえもん #ちびまる子ちゃん #サザエさん
逆に、現代のアニメでは、共働きの親が一般的になっているような気がします。#夫婦でパン屋を経営という設定が多い気がする!
ご存じの通り、現代では「共働き世帯」が約7割で多数派です。
PTAの役員が不人気だったり、小学生の宿題を親が丸付するなんてやってられないと言うのも納得です。
#有給休暇を使って形式的なPTAの会議に出るのはしんどいよ…
#19時に帰宅して夕飯の準備と風呂に入ったらあっという間に22時です…
時代の変化に応じて、学校は「スタイルを変えていく」必要が大いにあると思います。
思い切って、「やらないことを決める」
「本当に必要なものに注力する」が大事なのです。
結構、自分は個人の裁量の中でも「やらないことを決める」を実践しています。
例えば、
①「ノート点検」を、R2年からやめました。黒板をまる写しさせるのもやめました。▷「自分が大事だと思うことをまとめてごらん~」
②今年の中1では「副教材のワーク」の注文をやめました。
▷「もっと勉強したくなったら、自分に合った問題集を本屋さんで買いな~」
③理科室の「座席 割振り」をやめました。
▷「好きな人と好きに座りな~」にしています。2人班でも、6人班でもOK!なかには、一人で実験する生徒もいます。
とにかく、生徒が【自分で決める】領域を多くするようにしています。
私の主観ですが、子どもたちの笑顔が増えたと感じています。