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ムーンライトリバース 【リーガルリリー】

ふと、リーガルリリーの曲が響いた。何で響いたんだろう?

何度も追ってみて、タイトルが違って見えた。フラッシュバックよりもほの暗い、何度も思い返す月の物語に思った。

無粋だけど、メモしてみる。


公式MV

「色んな好きを探してみてください」

https://www.youtube.com/watch?v=U1z13OFZ0

キャッチコピー、テーマは「月を見て思い出す心の痛み」

メモ

最初に聴いて、沢山の「好き」という言葉と一緒に、叫びや切なさの印象が残った

きらいきらい愛してるよ ねぇ いまだに慣れない言葉の余韻

伝えられない過去がこれからの日々を作った

繋げられない過去が指に触れた 違った場所が見えた 

冒頭は誰への言葉だろう。
伝えられない過去の話、これからの日々にかける言葉、どちらにも聴こえる。

でも、「きらいきらい(愛してるよ)」にも聴こえる。
心の呼吸が早くなるほど、慣れない言葉を持ち出すほど。

繋げられない過去が指に触れた 違った場所が見えた 

思い出してしまう、フラッシュバックのように。

この歌詞に漂う、仄暗い中のフラッシュバック。
そしてフラッシュバックするものも月であること。
だからムーンライトリバースなのかもしれないと思った

傷跡が口を開けた 日々の孤独がくらいほどにつきさした

傷跡はあるけど、ふとしたきっかけに口を開けてしまう話。
しまっておいた場所は暗くて、雲に隠しておいた夜空のよう。
それでも雲の合間から月を探してしまう

好き、好き、好きだよ。月より好きだよ。

月は、思いを連想させるというには直接過ぎるかもしれません。
でも、好きとの韻にしてさらに真正面から当ててくるのが、返って歌詞を振り向かざるを得なくさせている気がします。好き。

傷跡が口を開けた 君の容がくらいほどにつきさした 傷跡よ治らないでよ 地球の裏でひとり指で数えて

月が照らされてるのがここでなくても、願った場所が消えていても、それでも、日々の孤独に突き刺されていたいと思う。しばらくは。
一緒に瞼の裏から消え去ってしまいそうで、傷跡は治らないでほしい。

君の容が浮かぶほどに月を見た

最後は正面から月を見ている。
やがて沈む月への別れ。月は過去になっているだろうか。

メモ終わり

この曲の「好き」の意味を取りきれただろうか

身近な好きが変わったときに、受け取れるものも違うのは違いない

少なくとも、今の私には一つのムーンライトリバースが届きました。ありがとうございます。


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