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特別支援教育

今回は特別支援教育、自閉症について。自分の勉強分野でもあるけど専門家では無いので、私の言葉不足、知識不足、説明不足等で、不快な思いをさせてしまったら、ごめんなさい。直した方が良い表現があれば直したいので、教えてもらえると有難いです。

勤務先の学童には自閉症の子供がいる。彼は小学4年生、気に入らないことがあると逃亡を試みたり、耳を塞いでシャットダウン、エスカレートすると自傷、他傷行為に走り、私も何度もやられたことがある。
自閉症特有の?「切り替え」が苦手で、何かに夢中になっている時に違うことをしないといけない場合、なかなか次に行けないのは日常茶飯事。

彼は気さくだし、人付き合いも苦手では無い方だと思う。今日も外で楽しく友達と遊んでいる最中にお母さんが迎えにきた。

私「お母さん来たから、帰る準備しようか」
彼「No!まだ遊んでるところ!」

まあ、そう来るわな。いつものことだ。
他の保育士が「帰る時間だよ!」と被せて言う前に、私に任せてプリーズ。彼が怒ると手をつけられないのであっさり引き下がってくれた。自閉症の子供は、目で見て分かりやすいのが良いらしいので私のFitbitを見せる。文字が大きくて分かりやすいデジタル時計に設定している。

私「今5時5分、3分たったらまた来るから、私が戻って来たら帰るよ?」
彼「(・・・沈黙のあと渋々)OK」

お母さんに状況を説明してから戻って来てまた時計を見せる。

私「5時8分になったね、帰ろうか」
ここで気持ちが準備できていないとNoと言われるんだけど、今日は上手にリセットできたらしく、
彼「OK!」
私「約束を守ってくれてありがとう!Good Job!偉いね!」

私、めちゃくちゃ嬉しかった。今回はたまたまだったのかもしれないけど。今まで彼の信頼を得るためにかけた時間(彼は初めて会う人には心を開かない)、彼がきっかけで始めた特別支援教育の勉強(まだ終わってへんけど)、全部無駄じゃなかった。

自閉症の人たちは扱いが難しいとか、腫れ物に触るような扱いを受けることもあると思う。かくいう私も最初はどう接していいのか分からなかった。でも難しいのは彼ら自身では無くて、彼らを取り巻く環境が彼らが生きづらい状況にしているんだと思う。少しずつ理解を深めていって、彼らの学びを助けられるようになりたい。生きづらい世界じゃなくて少しでも気楽に生きていけるように知識や経験を積むお手伝いをするのが、教育現場の人間の仕事なんだと思う。

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