制約の多いLCC
地元のエアライン業務ハンドリング会社に入社してまもなく8か月。担当航空会社は豪州系LCC、以前働いていたフルサービスキャリアの日系と比較してはいけないんでしょうけど、やっぱり色々と戸惑うこともまだまだあります。
ずる賢い客
当空港からの便はエコノミークラスのみのサービスでチケットは4種類、お客さんの用途に合わせてお買い求めいただけます。預け荷物や座席の料金が含まれているものもあれば、そうでないものもありオプションでサービスの追加購入が可能。
一番安い7㌔の機内持ち込み手荷物だけついているチケットを購入し、何とか荷物を少しでも多く持ち込もうとするずる賢いお客さんも中にはいるので要注意。お客さんを信用して機内手荷物の重さを確認をした後、ゲートにいったらハンドキャリーが増えているのを見かけてガッカリすることもよくあるし、インターネットチェックインで手荷物だけならカウンターに来なくてもいいので直接ゲートまで持ち込めてしまう。メルボルンとかの大きな空港ではゲート周りでも荷物チェックと称し重さや大きさを計っているけど、当空港はしがない地方空港でスタッフも最小限なのでそんなことやってる暇ないのです。
そんなお客を見つけた時は心の中で「いつかタンスに足の小指ぶつけますように」と呪うよね😂そこで声をかけて荷物の重さを計り料金の徴収も可能なんですが、そういうずるい人に限って狙ってゲートが閉まるギリギリに来て飛行機は遅延させられないし、見逃すことがあるのも現状。ルールを守っているお客さんが殆どなのに、こういう人見ると心底腹が立つ。
スマートフォンの使用不可能地区
インスタとかで駐機場を撮影しながらノリノリで飛行機に乗り込むストーリーとか時々見かけるんだけど、これNGです。当空港はゲートから飛行機まで徒歩でもご搭乗となります。搭乗口での最初のアナウンスでも「No phone on the tarmac」とお知らせしているし、貼り紙もしています。駐機場は色々な車両が走っているし、スマホ操作しながら他のお客さんに激突している人もいるし、タラップの階段踏み外して怪我をした人もいたし、危ないってほんと。大きな飛行機に給油する量も莫大で、その近くでスマホ操作なんて危なくて仕方無い。ボーディングブリッジ内なら問題無いです。(歩きスマホは危ないに越したことはないけど。)
紙コップのホットドリンクは持ち込めません
これから駐機場を歩いて、荷物を収納、離陸の準備(テーブルはまだ使えません)をするのに紙コップの熱い飲み物をどうやって保管するんですか?こちらも搭乗前のアナウンスでお知らせしているのに、乗る寸前にホットコーヒー買う人の多さよ!飲みたかったら早めにゲートまで来て飲んでね。