20代から見て、今の日本社会は生きやすいか?

先日、ECエバンジェリストの川添隆さんのラジオ #ZOEラジオ にゲストをしてお招きいただき、色々とお話しさせていただきました。

川添さんから「20代から見て、今の日本社会は生きやすいか?」という質問をいただきましたので、26歳の僕自身のことと、現在進行形で大学生と一緒にいろんなプロジェクトをしてるので、彼らとのコミュニケーションの中で見えてきたことなどもお話ししました。

話した内容を思い出しつつ、文章でも残しておこうと思います。

文章の最後に、「どんな人と付き合っておくといいのか?」ということで、個人的に思うことも書いたのでぜひ。

↓音声で聞きたい方は、ぜひ川添さんの #ZOEラジオ で!

要約はこちら↓


「何者かにならなきゃいけない」を求められいる

色んな人の多様な生き方を知れるようになったし、SNSで目立つ方も多くなってきたので、「何者かにならなきゃいけない…!」と思いすぎてる若い人も多い気がします。

これは今の大学生が、大人と会うたびに「君は何をしたいの?」「何になりたいの?」「なんでそういうことしてるの?」のように、意味を求められる瞬間が増えたのかなと思います。

意味があることをやらないといけない、意味がある何者かにならないといけないと、追われている感じがします。


何の意味があるの?と聞かれて答えに詰まると、なんかダメなことをしてるように感じてしまいますよね。

でも別に意味なんてなくてもいいんですが、意味があることをしないといけないという固定観念に縛られた人と話すと、自分はダメなんだと思ってしまうのではないでしょうか。


個人的には、そもそも「生きる」ことすら意味があるかどうか怪しいので、楽しい!とか嬉しい!とか、そういう気持ちに素直に従うのがいいと思います。


とはいえ、価値を提供し続けないと生きれない

とはいえ、価値を提供し続けないと生きれないという資本主義な世の中に生きている以上、誰かのためにならないといけない(誰かにとって意味があることをしないといけない)という側面はもちろんあるので、


自分がしたいこと(Want)と、しなければいけないこと(Must)を考えて、それに加えてできること(Can)の重なる部分を改めて考えてみてもいいと思います。


「自己分析」を就活の時期にやらなければいけないこととして認識してる若い人も多いかもしれないですが、どうせ大学3-4年生で先輩たちは悩んでるので、早めにやっておいた方がいいです。


生き方の選択肢が多様になればなるほど選択肢が多くなるので、本当に自分と向き合っていないと、選択できずに悩んで悩んで…となってしまいます。

「なぜ自分は生きてるのか?」を考えるのは意外と面白いですよ。


「正解がない」と言いながら、どこかで正解を求めているのでは?

選択肢も多いので、「正解がないので難しいですよね。」とよく聞きますが、でもそういう人に限って、行動(チャレンジ)してない気がして、これは変な感じがします。

「正解がないので難しい」と言っている人は、実は心の奥底のどこかで「そうは言っても正解があるのでは」と思っているか、全くもって自分の選択肢に自信がなくて、失敗したらどうしようと思っているんだと思います。

でも何かしらデータが得られれば、失敗ではなく経験に変わるので、どんどんチャレンジした方がいいんですよね。


「やってみないと分からない」と言ってる人はやってみた人

「やってみないと分からないよね」と言って、どんどんチャレンジしてる人は、一旦やってみた人に限られると思うんですね。ジレンマというか。

でも、どこかのタイミングでは初めての経験だったわけで、まずはトライしてみないことには「やってみないと分からない」すら分からないという。

小さなチャレンジでいいので、まずはやってみる、まずは完成させてみる、というのを意識するといいなぁと思います。


それと、何かを好きになるパターンも色々あって、見た瞬間に一目惚れすることもあれば、思わぬ形で好きになることもあると思います。

漫画 スラムダンクの主人公 桜木花道は、元々は好きな女の子がキッカケでバスケを始めたんですが、本気でバスケに取り組んでいたので、ストーリーの終盤では「(バスケが)大好きです」と発言するんですね。

これはまさに、本気でやった結果、最初は好きでも何でもなかったことを好きになる証拠だと思います。(漫画ですがw)


どんな人と付き合っておくといいのか?

これまでの人生で、キャリアなどを考える上で、これをやっておいてよかったなと思うこと具体的なことを挙げると、下記2点かなと思います。

①ロールモデルを探す/作る
②壁打ちをする相手を持っておく(メンター)

①から説明すると、ロールモデルの重要性はなんとなく分かりますよね。だからできれば発見した方がいいです。

でもこの時代、ロールモデルになりそうな人が多すぎる。多様すぎて良く分かんないんですよね。


そんな時は、「この人のようになりたい!!!」という強い願望ではなく、「この人の考え方や生き方、ちょっと好きだな〜」を探すことだと思います。

で、何人か集まると思うので、その人たちの良いとこどりをするとどうなるか??を考えるといいと思うんです。


選択肢が多くて迷ってしまうという面もありますが、逆に選択肢を組み合わせる自由があるというのは最高ではないですか!!


多くの人の多様な失敗などから、良いとこどりができるんですよね。最高です。


②メンターを持っておく

壁打ちできる相手がいるといいと思います。個人的には、自分の一回り上(10~15歳ぐらい)の方とふたまわり上(20~25歳ぐらい)の方がいるといいかなぁと思います。

10年単位ぐらいで世の中がガラッと変わっているイメージがありまして、生きてる時代ごとに価値観も全然違うんですね。

だからこそ、自分の価値観をぶつけて、アドバイスをくれる方を持っておくといいと思います。


あとは、本気の議論ができる同世代の存在も大きいですね。未来志向の仲間をどんどん作っておくといいと思います。

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ヒラノケンセイ
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