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小学校に行きたくない

最近長女が朝になると「小学校に行きたくない」ということが度々ある。

これを聞くと、昔の自分のことを思い出す。

私も小学校に行きたくなかった。


大きな理由はない。

というか、わからない。

とりあえず、家を出る前に「行きたくない」と泣き喚き、学校に着いてからも下駄箱のところで泣いていたのを覚えている。


話は逸れるが、そういえば小学校のときに、たしか1つ下の学年で、よく下駄箱のところで寝転がっていた子がいた気がする。

名前はもう覚えていないが。


ちなみに、さらに遡って幼稚園にも行きたくなかった。

あまりにも私が「行きたくない」といういうものだから、母親が「じゃあ幼稚園に行って、園長先生に辞めることを言ってきなさい」と言われ、実際に園長先生に辞めることを伝えた。

すると、園長先生は「わかった」と言った後に、「とりあえず最後に遊んでいきなさい」と言った。

で、その日楽しく遊んだことにより、結局次の日からも登園した。


ちなみに幼稚園、小学校ともにいじめられていたわけではない。

その後もいじめられることはなかった。


今思い返して見ると、いじめられそうな要素はたくさんあったと思う。

中2になるまで背の順で1番前というくらい背は小さかったし、よく泣く。

でも、幸いなことにいじめられることはなく、むしろいわゆるちょっと悪そうな友達は何故かいつも私を助けてくれた。

私の自己肯定感の高さは、こういう幼少期の経験にあるのだと思っている。

幼少期からの友人たちには今も本当に感謝をしている。


ここで、長女の話に戻す。

小学校が義務教育である以上行かなければならないとは思う。

ただ、これまで書いてきた自分の経験上なかなか強く言えないところもある。


加えて、義務教育という理由を除くと、これが行かなければならない理由だと強く言えない面もある。

たしかに勉強の基礎を身に着けるというのはあるが、特に今の時代は学校でなくとも勉強は出来る。

ちなみに、勉強自体は長女も私も好きだ。


友達をつくるという最もらしい理由もあるが、これだって他のコミュニティでも出来るはずだ。

たしかに、ある意味組織の中での経験をするというのはあるのかもしれないが。


いろいろ書いてはみたが、「小学校に行きたくない」という長女を「行きなさい」というのが私には出来ないという話だ。

長女も昔の私と同じように明確な行きたくない理由などないのかもしれないが、朝ではない時間帯にタイミングがあったら話をしてみようかとは思う。

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