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なるほど・ザ・公明党

 7月29日に発表された「アベノマスク追加配布」。国民から大ブーイングが噴出し、公明党も非難の的に。学会員は支援を依頼した外部の友人への対応に追われた。これについて東京都の公明党地方議員と意見交換をした。彼は芯のある男だ。
 「納得いかないことは、誰でも自分に電話してくれていい。電話番号を拡散しても構わない」と言うので、電話をかけた。公明党現役地方議員とのリアルな会話の断片を紹介しよう。

「今日はマスクのことというか、公明党の方針について聞きたいねん」
「なるほど? どうぞ、どうぞ」
「まず、ひとつ一つずつの政策については、文句はない。全員を拾う政策なんてなかなかないし、新しいことをやろうとすれば失敗も出てくると思う。だからええんやけど、例えば今回のマスクのことなんか、完全に誤解されてると思うねん。公明党としては、『もともと買っていたものを配るだけで、さらにお金を使うことではない』という説明を、出されへんのかな。ホームページか、ラインで」
「なぁるほどぉ~。なるほど、なるほど。そうだよね。出さないよね。それは、う~ん、『いずれ分かると思っていて欲しい』ってことなんじゃないかな」
「いや、いずれじゃ遅いやん。今まさにキツい思いしてるんやん」
「なるほどぉ、しかしどんな政策をとっても、文句言う人はいるからねえ」
「だから政策はええんやって。上手く行くこともあれば行かんこともある。そうじゃなくて俺は、姿勢とか態度のことを言うてるのよ」
「なっるっほっどぉ~。しかし反対派の人に説明する時間があったら、コアな支持者を大切にしようという方針なんだと思うんだよね」
「だからそのコアな支持者が、俺らやんけ。俺が選挙頼んだ友達がSNSでマスクの追加配布について怒って嘆いてディスってんねん。その投稿を目にして、俺は無視できへんやろ。マスクのことについては、マスコミの印象操作で誤解ってことが分かったけど、それにしたって俺が衆院議員に質問したから、分かったことやぞ。それ知らんかったら、ずっと気まずい思いして傷ついて行かなあかんねんぞ」
「ん~、なるほど。なるほど、なるほど? ただ、やっぱりウェブで出すというのは厳しいのかなと」
「なんで?」

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