叙景詩「隙間」

平原にある空より
広く見えるのは何故だろう

顔を上げれば両隣の建物
それはまるで額縁

京都の源光庵
丸と四角の窓から見える庭

マスクイケメン
マスク美人

想像を大きく膨らませる
いろんな形の額縁

建物の隙間から
柔らかな蒼色が見えた

渋滞している車を眺め
冷たい風に当たりながら
いつもより混雑している駅へ

時間ができたら
線路の行き着く先まで行こう

空に溶け込む海が
眼前に広がっていた

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