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『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』は王道長編ストーリーのお手本
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』その名の通り、日本3大RPGの一つ、ドラゴンクエストを題材にした作品であるが、ストーリーは週刊少年ジャンプの3大原則「友情・血統・勝利」の条件を満たした完全王道モノとなっている。(本当のジャンプ三大原則は、友情・努力・勝利)
ドラゴンクエストをテーマにした作品ではあるのだが、これを「平成仮面ライダー」に置き換えても成立するから面白い。事実、原作担当の三条陸さんは、2009年度仮面ライダーW、2011年度仮面ライダーフォーゼ、2014年度仮面ライダードライブ、これらの脚本を担当していた。どれもファンの間で高い評価となっている作品ばかりだ。
元気だけが取り柄の主人公・師匠と仲間の出会い・師匠との別れ・かつての強敵が味方に・個性ある中ボスたち・父子の死闘・敗北と死・親の愛・親との別れ・挫折・ラスボスと最終決戦などなど。
ダイの大冒険には、平成仮面ライダーで欠かせない要素がたくさん詰め込まれている。多くの人はドラゴンボールやワンピースを王道と見ているようだが、真の王道は『ダイの大冒険』だと私は思っている。
「封神演義」など当たり外れが多い漫画のアニメ化だが、最近は最後まで原作通り忠実に放送してくれるテレビ局が多く、ダイの大冒険も引き続きそうなるそうで大変嬉しい限りだ。
大河ドラマ、朝の連続テレビ小説など、長編作品全般に言えることだが、一年通していい作品を作り上げることは大変困難なことだ。何度もベストセラーを生み出した大作家が、テレビドラマで躓くというのを何度も目にしてきた。そんな中「ダイの大冒険」「仮面ライダー」などの長編ストーリーの脚本を書き、評価され続けている三条陸さんは本当に素晴らしい作家だ。私は三条さんをとても尊敬している。『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』って本当に週刊連載していたの?そう思うくらい完成された作品となっている。王道長編ストーリーのお手本と呼んでも過言ではないだろう。
原作の内容をすっかり忘れてしまった私は、毎週新鮮な気持ちでアニメを見ている。次回の放送も楽しみだ。
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![ヤマダナガヲ / 創作](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/169306545/profile_ebc0b175aa34e27d50536171e80add8a.jpg?width=600&crop=1:1,smart)