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大手企業と個人事務所の差

私は、大手インフラ企業を退職し、独立開業のための実務経験を得るために個人事務所(正社員は私だけ)に入りました。ある程度覚悟はしていたものの、そのギャップはかなり大きいです。

・当然ではあるが、福利厚生は天と地くらいの差がある。
・個人事務所は、上司が社長一人なので、その人の言うことが正しいこととなる。社長は何やってても会社内で文句言われることないので、やりたい放題。
・大手企業は、上司にも上司が複数名いるため、ある程度制御が効く。一方で、独断で進めることが少なくスピード感も遅い。
・大手企業の時はマニュアルやルールに悩まされたが、個人事務所はマニュアルが皆無のため、全部メモして覚える必要がある。
・大手企業は研修や教育を多くて面倒だと思っていたが、個人事務所はOJTのみで、研修・教育等が恋しくなる。
・大手企業はボーナスやキャリアパスがある程度見えていたが、個人事務所は社長のさじ加減一つ。
・大手企業の時は漠然と「会社(=社会)のために」と思っていたが、個人事務所では「会社(=社長)のために」と感じてしまうため、使命感が薄くなっている。
・個人事務所では同僚がいないため、苦楽を共有できず、ストレスが溜まる。

個人事務所は大手企業と比べて、情報が圧倒的に少ないため、入ってからギャップを感じる人は多いと思います。私もある程度は覚悟はしていたものの、想像以上のギャップでした。

私は実務経験を積み、独立開業することが目的であったため、とくに選ばず1社のみで決めましたが、幸いにも良い事務所だったと思っています(思うことはたくさんありますが・・)。
こればかりは入ってみないとわからないことかもしれませんが、個人事務所を選ぶ際には、数社受けてみて、自分と社長が合うかどうかを確認することが大事になる思います。

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