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ウイルスが良くないところは、社会的動物としての人間の最良の部分が脅かされることだということ。

ここ最近の空気感。とくに昨日の都知事の発表から、ガラッと空気が変わった感じがある。じぶんのまわりではそうだ。

メディアやネットでのみんなの言葉と態度に、心がやられはじめているひと増えてきてない? 心の逃げ道がないんじゃないか。いつも当たり前のようにやっていただれかと会って話す。お店に入ってなにか食べる。電車に乗ってどこかの駅に行く。そんなことがモヤモヤした気持ちの逃げ道になっていたかがわかった。いま必要なのはリラックスではないか。体を休めることはできている。外出しないし。そうじゃなくて心のリラックス。

おもしろいこと考えつくにも、心底笑うにも、つよがるにも、まずは心に余裕がないとできやしない。そのことがよーくわかったよ。

オンラインでもいいからだれかと会話をして、相手の声を聴くとちょっとホッとしているじぶんがいる。なんなんだろう。はじめての経験だ。それだけいま心の様子がいつもとちがうんだろう。ケガや病気をしているわけではないのだから、わかりやすい痛さは感じていないけど、実感がないだけで、本当は心に無理をしているのかも。

じぶんは経営者だ。だからいまのこの状況が漠然と不安だ。ちょうど今月決算を終えたところでもあるので、なおさら会社のお金の状況をリアルに感じて、不安でしようがない。いますぐまずい、というわけではないけど、それも先ほどの心と体の話とおなじで、わかりやすいまずさが感じられないだけなのかもしれない。考えてもしようがない部分もあるんだけど。ここはひとまず「落ちつけ」だ。

なにかをすると落ちつく。こんな時だからこそ考えついたことを最大限に引き出して。こんな時じゃなかったら思いもよらなかったアイデアを形にして。スピードがあったほうがよさそうだ。場合によってはちゃんと完成していなくてもいい。やりながら形にしていく。みんなで寄り添える「アイデアと行動」があるとよさそうだ。そうすれば、心のリラックスができそうだ。

きょうメッセンジャーでやりとりしていた人から聞いて、「それはそうだね」と思ったこと。ウイルスが良くないところは、社会的動物としての人間の最良の部分が脅かされることだということ。コミュニケーションすること、協働することを阻害することだという。これはユヴァル・ノア・ハラリさんの言葉だ。人と話すとやっぱり元気になる。それが人のいいところだ。対面はむずかしくてもオンラインで会話したり、読みものを通じてリラックスを再確認できたらいいね。

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