【噛んで砕こう英単語】単語「Gastronomy」
皆さんこんにちは。
水島ひらいちの八重です。
人生における楽しみの一つに、「美味しいものを食べる」があります。
ある時期を境に私は一日一食しか食べない生活をしているのですが、このライフスタイルになって思ったのは『食事って生きるためじゃなくて楽しむためだなぁ』でした。
食べるのを我慢しようと思うと、空腹感よりもストレスに近い感覚を覚えるんですよね。
さて、美食を表す言葉にGourmetがありますが、せっかくなので少し高尚な単語を覚えましょう。Gastronomyです。
Gastronomyの意味
Gourmetとの違いを考えると、Gastronomyはどちらかというと学問のようですね。日本語に直すと『美食学』ともいえましょうか。
食材ひとつ取ってもこういうジャンルの学問って超オモロですよね。
例えばチーズ。発生起源は水筒の中に残っていた牛乳が発酵した所からという通説が一般的ですが、日本には朝鮮半島から別の名前(『酥』と云ったそう)で伝わっています。フランスではフロマージュ、スペインではケソ。つまり同じ言語体系を持つお隣の国でも起源が違う可能性があるんです。
ある地域では青カビのチーズが評価されたり、また別の地域では湯でこねたもっちりさせたものが人気だったり。
閑話休題。
コトバンクの記事を読んで、
「俺は違う世界線で生きるのであればガストロノミストになりてぇ…」と思いました。
美味しいものを食べて研究してお金を頂けるのであれば、これ以上幸せなことはないでしょう…!
Gastronomyを噛み砕くと
GASTRO (胃・腹)
NOMOS (学問)
→胃(に入るもの)に関する学問
→美食学
食べる行為が起源ではなく、消化器官のことを指していた言葉のようです。
ちょっと雑な出来上がり方だなと感じてしまいましたが、言葉の黎明期なんて食物を得るのにも一苦労していて、今の時代のように『食はエンタメだ』なんて余裕が無かったので致し方ないでしょう。
どちらも古代ギリシアの言葉に由来するものらしく、-nomyという接尾辞はあまり馴染みがないですね。「~学」であれば-logyがメインストリームのような気がします。-nomyは学問というよりも「秩序」という意味合いが強いようです。言われてもあんまりピンときません…。
以前にちらっと『腹話術』は英語でVentriloquismと言います!と書いたのですが、Ventro-も『腹』の意味があります。これはギリシャ語とラテン語の流派の違い?それとも消化器官/呼吸器官としての腹の違い…?
調べてもいい結果が出ませんでした。
しかし、Ventilation(換気)という言葉があるように、Ventro-には「空気を出入りするための腹」のニュアンスがあるのでは!?と強引に理解しています。笑
(違っても文句言わないでください。というかご指摘お待ちしてます。)
まとめ
グルメというと道楽で美食を極めている人を想像してしまいますが、ガストロノミストというと学問として食事を研究している人を想像してしまいますね。
自意識だけの違いかもしれませんが、高尚ぶれるのはお得なのでガストロノミストと名乗って生きていこうと思います。
よく『全国のラーメンを5000店舗食べ歩いた男』とか、そういう肩書きを見かけますが…こういう人こそガストロノミストなのでしょう。
ちなみにファミレスのガストは、これはスペイン語のGusto(喜び)に由来してるんですよね。この単語ももしかしたら繋がりがあるとしたら…やっぱり食ってエンタメですね。笑
▼最後までご覧いただきありがとうございます▼
▼こんな記事も書いてます▼
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?