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【共同執筆】未来の話をしよう#4

https://note.com/hiraich/n/n96da612b8411

前回の続きです。
(食事の未来についての話題です)


涼:
(中略)
食事か…
まぁよく昆虫はこれからくるとかなんとか言われとるよな。
栄養が高くて数が潤沢、繁殖もさせやすいし味も悪くないモノが多いってことじゃけど、やっぱりそれは最終手段にしてほしいところじゃな。サプリで済ませるとかそういうのもゴメンじゃわ。

でも実際食事はどんどん簡略化されていくじゃろうなと思うよ。
それこそ宇宙に行くことが増えてくれば宇宙食みたいに簡易で流動型の物とかが主流になるかもしれん。
それでも「美味しい」と感じる機能は腐らせてはおえんと思うわ。
個人的には食事は全てクッキーとかサイコロステーキみたいな一口サイズの食べ物に統一されて、味は五万と揃えられとるみたいなのを考えとるわ。
本来五感で味わうべきなんかもしれんけど、忙しい未来人にはしかたねぇよな。
八重はどう思う?

八重:
ディストピア感がすげぇ話じゃな。笑
とはいえ俺も昆虫食とか、完全栄養食なタブレットが開発されて世界的な問題(食料不足とか飢餓)が解決される予想はしとった。
その一方で、涼の言うように「美味しさ」を求める層っていうのは先進国でますます磨きがかかるんじゃろうな。
…そもそも何百年も先には先進国/後進国の区別ってあるんじゃろうか。笑

俺も未来人の忙しさに共感しとるわ、アイツら毎日大変よな。
そういえば、この前スーパーマーケットの災害対策コーナーで初めてアルファ米を認知したんじゃけど、あれって水入れて放置するだけでご飯になるんじゃな。びっくりして思わず買ったわ。
多分こういう技術ができていって、常食がこういうスタイルになる日も近いんじゃねんかなっていう想像をしてしまったで。

言語についてはどう考える?
今でさえインターネットの普及で文化とか言葉が統合されていっとるし、最終的に文明のシンギュラリティ(特異点)が出てくるんじゃねんかなっていうワクワクがあるわ。
つまり、バベルの塔よろしく全ての言語が最終的に一つに収斂していくっていう。何千年とか先の話じゃろうけど。
そしたら戦争とか宗教とかどうなるんじゃろうっていう問題が出てくると思うけどな。

涼:
130年以上前にエスペラント語っていう人工言語が生まれたが。地球に住む全ての人の第二言語にしようって動きがあったみたいで、今も100万人以上の話者がおるらしいわ。
大きな成果は出しとるんじゃけど、もっとどうにかならんかったかなって思うよな。
今くらいの通信だったり諸々のテクノロジーが発達してきとる状況で当時の熱量で普及活動をすればほんまに地球人全員が扱えるようになったかもしれんなって思うんよな。

あとは同時翻訳機能かな。
コレの登場によって多言語を学ぶ必要性は薄れてきとるよな。
まだまだ安心して使うには心許ないけど、発展の見込みは大いにアリじゃと思っとるで。
いずれは全ての言語を全ての言語に翻訳出来るようになるんじゃねえかと思っとるよ。
八重の言うように言語が1つになる世界の方が俺は見てみたいけどな。

翻訳の練度が増していったり言語が共通になっていくと娯楽とかのクオリティーも上がるかもしれんな。
日本の漫画を海外翻訳した物を読んだことがあるけど、微妙な言い回しというか、日本語じゃけん面白い表現とかをやっぱり反映できてねんよな。映画とかでもそういうのは往々にしてあるんじゃろうなって。
どうじゃろう、娯楽関連は何か変わっていくかな?

八重:
そういえば、俺らで東京旅行した時にポケトークっていうオモシロ端末触って遊んだことあったよな。

ポケトークは通訳だけの端末じゃけど、割と近い将来にこれがスマホに入って誰もが苦労なく海外で過ごすことができる未来が見えるわ。
今やデータ収集なんてインターネットのお陰で数秒で出来るし、テクノロジーの発達サマサマじゃで。

娯楽かー。
さっきの収斂の話とは逆の意見になってしまうけど、日本においては古典娯楽のルネッサンスが起こると嬉しい。
昔は学生の娯楽といえばラジオじゃったけど、今もラジオって結構再評価されとるんよな。忙しい現代社会ながらサクっと情報を入れられるツールじゃし、どこでも面白い会話を聴けるっていうので。
そうじゃなぁ…昔ながらの娯楽といえば無声映画とか。活動弁士っていう人が喋り倒してサイレント映画に音声を添える役割をするんよな。
ああいう、映像だけのコンテンツ+音声が別モノで発信される仕組みなんかが出てきたら面白ぇなーと思う。

それもまあ100年後くらいの話になるわけで、、、何千年後の世界の娯楽ってもう訳わからんな。宇宙に数分で行くことができるようになって、そこでのエンタメが勃興するみたいなざっくりとした想像しかできんし、そもそも面白さの定義も俺らの理解の範疇を大きく超えるじゃろうな。

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