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噛んで砕こう世界遺産#5「古都京都の文化財」

どうも!
水島ひらいちの涼です!

https://note.com/hiraich/n/n183f6dc1bdf7

前回の記事はこちら。

前回の白神山地までの#1〜4までが日本で最初に登録された世界遺産です。
本日は日本の歴史を語るには欠かすことのできない京都の世界遺産をお伝えしていきます。

古都京都の文化財

登録年:1994年(平安京遷都から1200年の節目
所在地:京都府(京都市・宇治市)・滋賀県(大津市)
登録基準:(ⅱ)(ⅳ)
構成資産:17件の文化財

1000年の都『京都』

京都は約3,000の社寺、2,000の文化財を保有する歴史都市です。
794年に桓武天皇が長岡京から遷都して平安京が誕生して1869年に首都機能が東京に移るまでの1,000年以上日本の都として栄えていました

そんな京都には平安時代から江戸時代までの各時代を象徴する建造物や文化財が数多く残されています。

登録資産

京都府と滋賀県に合計17の資産があります。
数多くの自社や文化財を有する京都でこの17件が選ばれた理由の一つに遺産の保護状況が優れているというものが挙げられます。

簡単にですが、それぞれ紹介していきます。

賀茂別雷(かもわけいかづち)神社
上賀茂神社とも。背後にそびえる神山(こうやま)も含めて構成資産。

賀茂御祖(かもみおや)神社
下鴨神社とも。東本殿は国宝にも指定されている。この賀茂御祖神社が建つ糺(ただす)の森も資産に含む。

清水寺
本堂は坂上田村麻呂が建立。
ちなみに水島ひらいちは修学旅行で京都に行きました。

延暦寺
唯一の滋賀県の構成資産。
788年に最澄が建てた草庵を起源とする天台宗の総本山。西塔にある常行堂と法華堂が重要文化財に指定されている。

平等院
藤原頼通が貴族の別荘から仏道へと改める。
公家社会の文化が伺える資産。10円玉にも描かれていますね。

教王護国寺
東寺とも。現在の五重塔は徳川家光の寄進により再建した五代目。日本に現存する五重塔では最も高く、国宝にも指定されている。

宇治上神社
現存する神社建築としては日本最古

鹿苑寺
金閣寺とも。舎利殿(金閣)には寝殿造り、書院造り、禅宗様の3つの様式が見られる。世界遺産として認められているのは庭園のみ。

慈照寺
銀閣寺とも。観音殿(銀閣)と東求堂は構後世の茶の湯文化に影響を与えた。武家、公家、禅僧らの文化が融合して生まれた東山文化を代表する建築と庭園。

天龍寺
夢窓疎石が作庭に携わった天龍寺庭園が有名。銀閣寺もそうだが、わび・さびの日本独自の美意識が重視された。

龍安寺
細川勝元が建立した禅寺。白砂に5郡15個の石が置かれている庭は枯山水の代表作。 

二条城
徳川家康が1603年に造営。小堀遠州の作と伝えられる二の丸庭園が特別名勝に指定されている。

西芳寺
池泉回遊式庭園枯山水などの自然と調和した美を追求する日本独自の庭園様式。

高山寺
石水院には鳥羽僧正の作と伝えられる「鳥獣人物戯画(模本)」4巻が公開されている。

仁和寺
伽藍は応仁の乱で全て焼失したが、1640年代に再建。五重塔の各層の屋根の大きさがほぼ同じで江戸時代の特徴を示している。

本願寺
浄土真宗本願寺派の本山。御影堂は世界最大級の木造建築。

醍醐寺
五重塔は焼失を免れた平安時代建築としての貴重な遺産で、現存する五重塔では日本最古。

おわりに

京都の構成資産には災害や戦災で1度焼失した建造物も多いんです。しかしながら、権力者や有力市民などによって創建当時に近い姿で再建・保存されていることが高い評価を得ています。これを世界遺産の中では真正性といいます。
各時代を代表する建築様式はその後全国各地に伝わり、日本建築の発展にも多大な影響を及ぼしました。

この記事を読んでくださった皆さんはこう思ったはずです。

そうだ京都、いこう。

是非行ってみてください。

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