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【噛んで砕こう英単語】語尾-ize/-ise

どうもこんにちは。
水島ひらいちの八重です。

今日は久々に初心に立ち返って、単語の要素(形態素)の紹介をしたいと思います。
そういえば、噛んで砕こう英単語では接頭辞/接尾辞のことを「語頭」「語尾」なんて言って紹介してました。
すみません。I apologize it.

今日はそんなアポロジャイズな接尾辞を紹介しますね。

-ize/-iseの意味

→(名詞に付随して)「~化する」
(名詞を動詞にさせる接尾辞)

ちなみに、2つ表記があるのはアメリカ英語とイギリス英語の違いです。
ざっくり言うと、アメリカでは-izeが使われてイギリスでは-iseが主に使われるということです(イギリスでは両方使われるみたいです)。

似たような語尾に"-ate"というのもあります。
Communicateなどは、コミュニケーションを取るという動詞ですが…元々Communis(公共の)というラテン語に-ateを付けてるんですね。
Communisといえば、英語のCommonと同じ語源。つまり、コミュニケーションというのは「お互いの共通認識を図る」というのが目的なんですね。

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コミュニケーションが下手な人は、「まずは同調してみて、認識を合わせてみる」というのがいいでしょう。世渡り術的にも語源的にも。

閑話休題。

-ize/-iseの用例

例を挙げるとキリがないですが、
Standard(標準)→Standardize(標準化する)
Real(現実)→Realise(知覚する)
Apology(謝罪)→Apologise(謝る)
などですね。

逆に、動詞を名詞にする要素は-ationが有名です。
(Create → Creation)
これを-ize/-iseに組み合わせることで、動詞化したものをさらに名詞化することもできます。
Organ(機関)→Organize(組織する)→Organization(組織)
Globe(地球)→Global(世界規模の)→Globalize(世界標準化する)→Globalization(世界標準化)
といった具合に。

起源は古ギリシャ語の"-izein"という語尾のようです。
それがフランス語を経由して、現在の英語に取り入れられたとか。

-ize/-iseよもやま話

調べてみると、この-ize/-iseの違いは「オックスフォード式綴り」という項目で、Wikipediaに載っておりました。

オックスフォードと言うと、英国の大学都市とも言われる都市。
英語辞書も出版されているほどの学術都市なので、厳格なイギリス英語なのかと思いきや…オックスフォード式では"-ize"でした。
イギリスの標準綴りは"-ise"なのに。ややこしすぎですね。

ジャーナル(新聞)では-iseが使われ、学術誌では-izeが使われるそう。
使い分けしてるイギリス人は器用すぎじゃないですか。笑

アメリカ英語・イギリス英語とはまたちょっと違う、この問題は突き詰めていくとなかなか面白そうです。まあ方言みたいなもんですね。


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