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【共同執筆】雑学連想ゲーム#17

涼:
パレートの法則の仲間に働きアリの法則とかもあるけど、得てして力を抜いたりサボったりすることを肯定する雰囲気を醸し出しとるよなって昔から思っとるわ。

ちょっと前に知った雑学なんじゃけど、ぐうたらの語源を伝授するわ。
これって江戸時代くらいから使われとる言葉なんじゃけど、ぐうたらの「ぐう」は「愚(ぐ)」、「たら」は「弛(たる)む」から『ぐうたら』という言葉が出来たらしいわ。
他にもスコットランドの一部地域の古い言葉に怠け者のことを「グウタラー」と呼ぶという嘘みたいな本当かどうかよくわからん話があるんじゃけど、これはどうやら偶然らしいわ。ちなみにぐうたら生活は最高。

八重:
なるほどな語源じゃが。
もしかしたら磯野家の初孫であるタラちゃんは、「弛(たる)む」から来たんかもしれんな。

スコットランドのグウタラーみたいなのって空似言葉っていうんよな。
空似言葉については以前噛んで砕こう英単語っていう連載で説明させてもらったと思うんじゃけど、日本語とフィンランド語の言葉がそっくりなのは有名な話じゃでな。ざっと調べてみたけど、
 カサ=山
 シカ=豚
 アセ=武器
 カニ=うさぎ
 ロウバ=婦人
あと、プータロっていうとフィンランドでは木の家のことを指すみたいじゃで。ぐうたら生活もフィンランドじゃったら「私はプータロ生活が好き」って言うことで正当化されそうじゃが。

涼:
こんなんフィンランド行ったらパニック間違いなしじゃな。蟹食べたいって言ったらウサギが出てくるし傘買おうとしたら山所有してしまうが。

特にこれと言って雑学が思い浮かばんけんフィンランドを漢字表記してみるわ。「芬蘭」これでフィンランドって読むんじゃけど、国名の漢字ってなかなか難しいよな。ちなみに国名が漢字で表記されたのは戦時中に多くて、理由はカタカナ語を使うのを避けていたから。亜米利加と敵対しとって英語とか外来語を使うのが癪じゃったみたいで色んな言葉に漢字を当てていったんじゃな。
ちなみに俺の好きな漢字国名は「新西蘭」。
これはニュージーランドって読むんじゃけど、新をニューって読んどるところが乙よな。

八重:
それって野球もだったよな?
輸入してきた時期がそれこそカタカナ語禁止縛りしとったけん、ストライクを「よし」とか、アウトを「ひけ」とか言っとったんじゃろ。かなり無理があるよな…笑

ニュー…で思い出したんじゃけど、『ニュースピーク』っていう言語があるの知っとる?
いや、実在せん言語じゃけど。ジョージ・オーウェルっていう作家が自身の小説で登場させた架空の言語な。
ベースは英語なんじゃけど、政治的統制のために思想に関する単語は全て無くなっとんよ。FreeとかJusticeとかDemocrasyとか。ほんで、人々が余計なことを考えんように文法がものすごい省略されとって、動詞を名詞のように使えたり、-fulをつければ何でも形容詞にできたり、-wiseで何でも副詞にできたり、過去形は全部-edになったり。
単語の制限がかかってしまうのは残念じゃけど、もし英語がここまでシンプルにされた言語じゃったら受験勉強もあんだけ苦労する必要なかったよな。

涼:
ニュースピーク知らんかったけどこれなら全世界統一狙えそうじゃが。じゃけど大正デモクラシーの語感の良さを失うのは問題じゃけんやっぱりなくてええか。

ジョージが出てきたけん名前の起源を教えてあげるわ。
日本人の名前で田中さんだとその昔『田んぼを管理、占有しとった勢力者』が田中を名乗り出したのが由来となっとるんじゃけど、当然海外の人の名前にもそういった起源があるわけじゃな。
ジョージ(George)はと言うと、昔のギリシャの人名の「ゲルギオス」がルーツとなっとるんよ。
じゃぁこの名前はどっから来とるんかと言うと『大地(geo)で働く(erg)人』=農夫が元になっとるんよ。
名前のルーツって調べると結構面白いよな。
今度一方が由来を書いて片方がその名字を答えるっていうゲームしようや。

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