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【英語コラム】ネイティブの使う英語"oneself"の強調表現とは?

どうもこんにちは。
水島ひらいちの八重です。

私には海外にペンパルが1人いるのですが、その方がよく使う表現にoneselfというものがあります。
実際の会話から抽出すると…

1)  I don’t really drink coffee myself unless there’s a lot of sugar in it!
(砂糖がたっぷり入ってないとコーヒーは飲むことないよ!)

2) Prepare yourself to pick up dog poop.
(犬のフンを拾う用意をしといてね)

↑ご存知とは思いますが、文脈は全く違うところから2つの文を用意してます。(笑)

さて、我々が学ぶoneselfの意味というのは『自分自身』とかその程度だと思うのですが、実はoneselfはかなり汎用的に、しかもネイティブでもよく使うので意外と役に立つのではないでしょうか?
今日は上記の2つの文を例に、oneselfの意味を解説していこうと思います。

1) 強調表現としてのoneself

I don’t really drink coffee myself unless there’s a lot of sugar in it!
こちらの文章ですが、別にmyself無くても文章が成り立ちますね。

I don't really drink coffee unless there's a lot of sugar in it!

つまり、ここで使われているmyselfという言葉は、強調表現として使われていると推測できます。
強調表現は他にも動詞の前に付けるdoや、副詞のstill、definitely、absolutely、イディオムとしてfor sure、at allなどがあります。
語順的にoneselfは割とどこに入れても良さそうな単語ですね。

by myselfで『独りで、単独で』という意味になるのですが、これとも相関関係が見られそうです。どちらも"限定的"なニュアンスが感じられますし。

2) 再帰的に使われるoneself

友人はベルギー人なのですが、もしかするとヨーロッパ英語により多く見られる表現かもしれません。

私は大学時代にヨーロッパの諸言語を学んだことがあるのですが、共通して「再帰動詞」という概念があるのを思い出しました。
今となっては専攻のスペイン語くらいしか思い出せないのですが…例えば『私は手を洗う』という文をスペイン語にするとこうなります。
 Me lavo las manos.
これを語順だけ同じで英語にするとこう。
 Me I wash the hands.
通常だとI wash my handsなのですが、自身のことを指す時にはこういう表現が使われるようです。Lavo mis manos(=I wash my hands)という風に使うと、スペイン人にとっては「自分の手を切りはずして洗っている」という感覚に聞こえるようです。

この考え方が根付いているヨーロッパ緒語の国では、もしかすると同じ考え方で再帰的に(つまり自分のことを対象にして)oneselfを使っているのかもしれませんね(友人に直接聞いたわけじゃないので悪しからず…)。

文法は生き物なので、時代や文化に応じて色々と変化していくものです。
辞書で調べたことが、10年後には違う意味になっていたということもありますので、生きた英語をお伝えできるようにこれからも頑張ってみたいと思います!

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