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【噛んで砕こう】ビアスタイル#3「ラガービールの魅力」

どうもこんにちは。
水島ひらいちの八重です。

今秋に向けてビール検定の勉強をしていく中で、外せない項目として挙げられるのが「ビアスタイル」です。
ビール種類のことを示すこちらの言葉ですが、世界のビールは原料・製法・香り付けなどでビアスタイルを分類分けすることができます。

今回は「噛んで砕こう」シリーズもビア化して、勉強と教養のためにビアスタイルを詳しく見ていこうと思います!上記テキストを参考に、少し細く情報も交えて書いてまいります。
本日は下面発酵ビールについて紹介します。

下面発酵ビール

前回のおさらいですが、下面発酵は以下の特徴があります。
・爽やかな香りと後味
・喉越し、炭酸の強さが特徴に出ることが多い
・長期間の熟成を行う

日本ではビールといえば圧倒的に下面発酵ビールです。
ラガービール、ピルスナーと聞くとピンと来る方も多いのではないでしょうか?ラガーと言うのは下面発酵ビールを指します。やはり疲れたときに喉をキュッとさせるラガービールこそ正義ですね。
では早速見ていきましょう!

ドイツビール

ドイツは言わずもがなビール大国なのですが、エールビールもラガービールも有名というチート国家です。…というのは前回お話しましたが。
ラガーという言葉自体がLAGERN(貯蔵する)というドイツ語ですので、そりゃもうドイツは本場ですよねぇ。

・ミュンヘナーへレス
…ミュンヘンで作られる伝統的なラガービールです。
日本の味に慣れ親しんでいる方ならかなり似通っているので、違和感なく飲めるのではないでしょうか。ヘレス「淡い」を意味しているので、ドイツでも日本っぽいビールを飲みたければぜひチャレンジしてみましょう。
ちなみに、「暗い」を意味するデュンケルというラガービールもあり、こちらは同じラガーなのにビビるくらい味が変わるようです。ものすっごい香ばしいという。

・シュヴァルツ
…ズバリドイツ語で「黒」。
ヴァイスが「白」ですし、ビールを勉強していたらドイツ語ある程度マスターできそうですね。
スタウトビールはエールビールなのですが、ドイツの黒ビールは下面発酵です。味わいは深く豊かで、甘さがあって、それでいてすっきり。
文豪ゲーテも愛したとされるビールです。

・ボック
…ドイツ北部のアインベックを発祥とするアルコール度数の高いビールです。アルコール度数は6.5~7.5%で、ホップの苦味よりも甘み重視の美味しいビールです。

ボックは雄ヤギという意味があり、飲んだ人が雄ヤギのように元気になれるという説があります。…これって下半身の話?と思って調べてみたのですが、あまり有力な説に当たらなかったので調べるのをやめました。笑

チェコ

チェコはピルスナー。これはもう絶対に覚えておきたい知識です。
何を隠そう、ピルスナーは日本の生ビールを代表するスタイルですので、日本ビールの味と一番近い味を求めたければチェコに行けば良いでしょう。

1842年にボヘミアのピルゼンで誕生したビールで、ホップの爽やかさが存分に生かされます。
ピルスナーウルケルという元祖ピルスナーがあるのですが、泡泡のビールにする「ミルコ」というスタイルで飲むのも特徴ですね。

ミルコについてはこちらでも書いてます。

オーストリア

オーストリアの首都はウィーン。
英語ではVienna(ヴィエナ)と呼ぶのはご存知でしょうか?
発音が現地と外部とで大きく変わるエンドニム、エクソニムの関係なのですが、、、この話はまた『噛んで砕こう』の連載でやりましょう。笑

オーストリアのビールで覚えておきたいのは「ウィンナービール」
そう、首都ウィーンが発祥とされるビールです。
19世紀の半ばにアントン・ドレハーという醸造家によって作られたこちらのビールですが、ウィーンの麦芽を使って赤みのある色合いとなっています。
ドイツのビールの祭典「オクトーバーフェスト」で使用されるビール(メルツェンと呼びます)はこちらがベースとなっているとか。

アメリカ

…アメリカの代表的なビールは『アメリカンラガー』と呼ばれるものです。
ものすごく軽くて、飲みまくることができるので危険なタイプのビールといえます。ちなみにアメリカといえばバドワイザー。
世界85カ国で愛飲されるこちらのビールは日本でもおなじみで、よくカウチポテト(ソファでだらだらするシチュエーション)で出てくるビールと言えますね。
アメリカで「ピザと合わせるビール」といえばバドワイザー。

さて、第3部作で紹介したビアスタイルですが、
今回で最終とさせてもらい、来週からはまた別の内容で噛み砕こうと考えております。というかそろそろ試験の日を決めないといけない(10月末まで)ので、内容は凝縮しつつもコンパクトに、頻度を上げてビールの知識をお届けしようと思います!
ではでは。

第1部

第2部

疑惑の第2.5部です。

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