2024-令和6年-7月 手術に備えて検査三昧

7月2日。
順天堂医院。
循環器内科からの紹介で、心臓血管外科の初外来。

10時半の予約なのに昼過ぎまで待つことになってようやく診察。
問診もそこそこに29日に手術になるでしょうと告げられさっそく検査を受けることになりました。

採血3本
採尿
レントゲン(胸部/腹部)
CT(頸部/骨盤)
肺機能

足の付根に動脈瘤が見つかりました。
いずれ手術が必要とか。
でも普通に生きてたら絶対に見逃してたのでラッキーと思うことにします。

2日後に24時間記録するホルダー心電図
10日〜12日は検査入院と、29日の手術に向けて一気に進みます。

検査入院の手続きを追えて17時半過ぎ。
ようやく開放されました。

普段使わないパジャマなど用意するものが色々あります。

7月4日。
順天堂医院。
ホルダー心電図を装着。

7月5日。
順天堂医院。
ホルダー心電図を外す。
汗でかぶれてかなりかゆい。

7月9日。
永福すずき歯科。
差し歯がぐらぐらになり診察を受けていました。
土台になってた歯がもう駄目で抜歯が必要となったのですが、心臓手術の話が持ち上がり順天堂医院と手紙のやり取りをしてもらっていました。

順天堂医院から指定された抗生剤が出荷制限で手に入りにくく、仮の入れ歯でも対応できるため型を取りました。

全身麻酔の手術を受けるには肺に落ちないよう外れそうな歯は取り外す必要があり、心臓手術の場合は血管からの雑菌感染を防ぐため虫歯や歯周病などの治療は終わらせる必要があるのです。

7月10日。
順天堂医院入院。
1号館1階で入院手続きを済ませ、2号館11階の病棟に向かいます。

11階のエレベーターホールと病棟の間にはオートロックの扉があって、インターホンで開けてもらいます。
以前に入院した時はふらふら館内を自由に散歩できたのですが、セキュリティーが強化されてました。

担当の看護師さんに病室に案内されると、4人部屋なのですが1人1人のスペースが広い。4畳半くらいありそうです。

着替えなど準備をすると、もう1人の担当看護師さんがフロアを案内してくれつつ身長と体重を計りました。

案内してくれた看護師さんが責任者で、こちらの看護師さんがメインの担当のようです。
まだ1年目の新人さんで、大阪から看護科を卒業して上京してきたとか。
一生懸命で愛想の良い方で良かったです。

昼食は抜き。
病室から何度も呼ばれて検査に向かいます。

動脈硬化
頸動脈エコー
採血
採尿

そしてメインは
経食道心エコー

口から胃カメラのようなチューブを挿管して心臓近くの食道からエコーを撮影します。

仰向けに寝ると麻酔を喉にスプレーされます。

「飲み込んで下さい」

あっという間に喉が痺れます。
苦みで唾液がたくさん出ますが、
痺れて飲み込むことができくなり渡されたティッシュに吐き出します。

もう一度麻酔をスプレー。

「今度は飲み込まなくていいです」

痺れて飲み込めないんですけどね。
完全に喉が麻痺します。

そして人生初の全身麻酔。
点滴で麻酔薬を入れられるとすーっと意識が無くなりました。

ただこれはごく軽い全身麻酔で、
挿管中に覚醒させられます。

覚醒時の心臓を撮影するためです。
ラストの数分なんですがものずく苦しくて辛かった。

病室に戻って夕食。

麻酔が残ってて、
夕方以降はほとんど記憶がありません。
いつの間にか寝てしまいました。

7月11日。
入院二日目。

朝食抜き。
入院前に水を沢山飲むようとのプリントをもらっていたので従う。
病棟ロビーにウォーターサーバーがあるのは助かります。

しばらくすると呼ばれます。

造影剤CT
静脈から造影剤を入れてのCT検査です。

検査後も沢山水を飲みました。

昼食。
シャワー。

午後はくつろぐ間もなく
検査が続々追加されます。

血液採取
口腔外科検査
消化器内科エコー
消化器内科診察

消化器内科では、10〜8年前にC型肝炎のインターフェロン治療などでお世話になっていた先生と再会しました。

覚えていてくれて嬉しかったです。
忙しくて通院を止めてしまっていたのですが、
C型肝炎後の経過観察を続行することになりました。

あと胆石なのは分かっていたのですが、
充満型胆石と言って、胆のうに石が隙間なく詰まっている状態だそうで。
落ち着いたら取るのも検討しましょうと言われました。

夕食。
そして心電図を装着して就寝。
忙しい1日でした。

7月12日。
入院3日目。

朝食後に消化器内科の採血があり、
手術日と術式の決定を待ちます。

結果。
手術は7月29日。
術式はMICSになりました。

Minimally Invasive Cardiac Surgery(ミニマリリー インベイシブ カーディアック サージェリー)の略で、胸骨を切らずに小さな傷で心臓手術を行う低侵襲手術です。従来の心臓手術と比べて、傷が小さいため痛みも軽く、早期に社会復帰できる場合が多いのが特徴だそうです。

喘息などあるため、
開胸手術を覚悟するよう言われていたので、少しホッとしました。

肺や歯の状態は手術に支障無く、
肝臓は柔らかく肝癌も認められず、
動脈硬化も無かったようです。

執刀医の先生はまだ決まっていないので、インフォームドコンセントの日取りは先になりました。

雨の合間を縫って帰宅。

怒涛の検査でしたが、還暦を迎えたタイミングで身体の隅々を調べて頂けたのは良かったと思います。
動脈瘤はあったものの、他に大きな病気が無かったのは幸いでした。

ただそれだけの検査を経ないと受けられない大手術なのも事実。

手術までに自分でやれることは殆どありませんが、少しでも体調を整えて準備しようと思います。

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