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連載 エィミ•ツジモトが読むアメリカ

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日系米国人ジャーナリストが現代アメリカを政治を中心に読み解くシリーズです。 日米のバイリンガルであること、日米に拠点と情報源があり、両国の歴史に精通してある点が話者の強み。 母…
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#大統領

【エィミー・ツジモトが読むアメリカ⑦】カマラ・ハリスはマイノリティの味方なのか

日本国内でも注目されている米国大統領選挙。「同盟国」日本に米国の政策は大きな影響を与えるからだ。今回は民主党の大統領候補に決まったカマラ・ハリス氏について、常に米国から最新の情報を収集分析しているエィミー・ツジモト氏に話を聞いた。(インタビューは7月28日) ◇ハリスはなぜ大統領候補に選ばれたのか 平井 民主党の大統領候補は、案の定、副大統領であるカマラ・ハリス(Kamala Harris、59歳)に決まりました。これは順当と言える人事でしょうか。 エィミー バイデンは

【エィミー・ツジモトが読むアメリカ②】 アイゼンハワー大統領の懸念は現実になった

◇アイゼンハワーの引退演説 平井 前回はアメリカ大統領の背後には、民主党にしろ共和党にしろいずれにせよ巨大企業がいて、その大企業が政治家をコントロールするために、合州国では合法的に政治献金する仕組みが出来上がっているという話でした。 エィミー 今の日本とアメリカの有り様を俯瞰すると、政治献金を通じて防衛産業を拡大しようという狙いが見えてきます。政治献金をする産業は防衛産業だけではありませんが、結局のところ日本もアメリカも同じです。  第34代合州国大統領のアイゼンハワー

「大企業や富裕層が大統領を操るようになり、自民党もその真似をしようしている」【エィミー・ツジモトが読むアメリカ①】

今年10月には米国大統領選挙が実施され、4年ぶりに新大統領が決まる。目下の有力候補は民主党の現職ジョー・バイデンと共和党のドナルド・トランプ元大統領だ。今回から毎週1回程度、日系米国人ジャーナリストのエィミー・ツジモトさんに、米国で何が起きているのかを聞いていく予定だ。 平井 6月28日にジョー・バイデンとドナルド・トランプの初めてのテレビ討論会開かれ、日本でも大きく報じられました。討論会では、呂律が回らないバイデン、フェイクを撒き散らすトランプの姿が強調して伝えられました

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