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連載 エィミ•ツジモトが読むアメリカ

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日系米国人ジャーナリストが現代アメリカを政治を中心に読み解くシリーズです。 日米のバイリンガルであること、日米に拠点と情報源があり、両国の歴史に精通してある点が話者の強み。 母…
マガジンは有料にしてありますが、本文の大部分が無料で読めます。 今後も記事は増やしていきますので、…
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2024年8月の記事一覧

カマラ・ハリスはゼレンスキーに何を言ったのか 【エィミー・ツジモトに聞くアメリカ⑫】

日本国内でも注目されている米国大統領選挙。”同盟国”の動向は日本にも大きな影響を与える。米国内の報道・政界関係者と日々、情報交換を欠かさない国際ジャーナリストのエィミー・ツジモトさんに、アメリカの今について聞くシリーズの12回目。引き続き、大統領選を中心にアメリカを読み解いていく。自民党総裁選も迫る中、国際動向も参照して国内政治を見てほしい。(約5700字) ジョー・バイデンの欺瞞 エィミー カマラ・ハリス(Kamala Hariss)は外交問題についてはジョー・バイデン

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パレスチナ•イスラエルはベトナム反戦運動以来のムーブメントになっている【エイミー・ツジモトが読むアメリカ⑪】

日本国内でも注目されている米国大統領選挙。”同盟国”の動向は大きな影響を与える。米国内の報道・政界関係者と日々、情報交換を欠かさない国際ジャーナリストのエィミー・ツジモトさんに、アメリカの今について聞くシリーズの11回目。引き続き、大統領選を中心にアメリカを読み解いていく。(約3300字) コロンビア大学の学長が辞任 平井 ガザでは4万人以上がイスラエル政府によって殺されています。とんでもないことです。そのような中、8月14日にコロンビア大学の女性初の学長だったネマト•シ

消えた「ほぼトラ」。トランプの健康状態は       【エイミー・ツジモトが読むアメリカ⑩】

日本国内でも注目されている米国大統領選挙。”同盟国”の動向は大きな影響を与える。米国内の報道・政界関係者と日々、情報交換を欠かさない国際ジャーナリストのエィミー・ツジモトさんに、アメリカの今について聞くシリーズの10回目。引き続き、大統領選を読み解いていく。(8月17日にインタビュー、約4500字) 消えた「ほぼトラ」 平井 アメリカ大統領選ではトランプの勢いが失速していますね。米国内の世論調査でもカマラ・ハリスが上回っています。 エィミー 数週間前までは「ほぼトラ」と

中西部的ながら進歩的なティム・ウォルツ【エイミー・ツジモトが読むアメリカ⑨】

日本国内でも注目されている米国大統領選挙。”同盟国”日本にも米大統領の動向は大きな影響を与える。米国内の報道・政界関係者と情報交換を欠かさない国際ジャーナリストのエィミー・ツジモトさんに、現代アメリカについて聞くシリーズの9回目。今回は民主党の副大統領候補に指名されたティム・ウォルツやアメリカ中西部について(インタビューは8月8日、約8000字) 平井 民主党の大統領候補、カマラ・ハリスが選んだのはミネソタ州知事のティム・ウォルツ(Timothy Walz、60歳)でした。

【エィミー・ツジモトが読むアメリカ⑧】副大統領候補を決められない民主党

日本国内でも注目されている米国大統領選挙。”同盟国”日本に米大統領の動向は大きな影響を与える。 米国内の報道・政界関係者と日々、情報交換を欠かさない国際ジャーナリストのエィミー・ツジモトさんに、アメリカの今について聞くシリーズの8回目。 (インタビューは7月28日) ◇エレクトラルカレッジってなに? 平井 今のアメリカの話題と言えばもっぱら、大統領選挙ですので、今回もその動きについて話を聞きたいと思います。    民主党はいまだに副大統領が決まっていませんね。共和党で