優しい、になりたい

優しいって何だよ、とは思う。


route.©️は今、新しいステージに移行しようとしている。

きっとこれは私の体感だけではなく、劇団員も薄々感じていること…なんだなぁというのを、最近小林とも話して思った。

私はroute.©️のみんな、そしてroute.©️に関わってくれるみんなが大好き。
「また出してほしい」という言葉にキュンキュンするし、「次にこの作品やる時も絶対このメンバーが良い!」という要望だって本当に本当に愛おしい。

だけど次のステージに進むということは、それらを振り切らないといけない事もある。


今までわりと、言われた要望とか叶えることが多かったんだよね。(共演したいよ〜とか、こういうのやりたいね〜とか)
それが苦になったわけでは決してないし、言われるのは本当に嬉しいけど、守れない約束たくさんしちゃったなって思う。

ただ、劇団員以外の誰かの願いを贔屓するのは、"選ぶ"が含まれるからきっと私は今後やらない。


route.©️における私の最大の仕事は、「面白い作品をつくること」これに尽きるだろう。
そのために、私は勉強したり葛藤したり時には孤独に戦うことだって厭わない。だけどやっぱりどうしても、取捨選択をするのが本当に苦手だ。

オーディションだってしたくないレベルだ。


優しいって何だろうな。


私は何があっても、きっとroute.©️を手放さない。
だけどそれ以外のことは、きっと私の手では守れない。


優しくはないよな。
優しくはなれないかぁ。


とりあえず劇団員にたくさんたくさんありがとうを言う事とか、
客演さんの時間を無駄にしないように稽古に務めるとか、
あとはスタッフさんに絶対挨拶するとか、
お客さんには誠実であるとか、
そういうのはまじでしっかり、どんなに余裕無くてもどんなステージに行くにしても忘れずにいよう。


物書きとは思えんレベルの散文だ。
何だこれ。


守れないであろう約束たちへの懺悔でもしたかったのかな。うーわ、ダサすぎ。



とりあえずみんな本当、愛しているので。
面白い作品つくることで愛を伝えるので。
私と一緒に地獄にいってくれ。


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