「私を幸せにするまで、お前は幸せになるな!!」母は、娘である私にそう言い続けました。 兄が、そういわれている姿を見たことはありません。 私がテレビを見て声をあげて笑ったとき、楽しい気分で一人遊びに興じているとき、その声は飛んできました。唸るような低い声で始まるそれは、私がどれほど母にとって負担になっているか、私によってどれほど気持ちを傷付けられているか、私の存在が家族全員に不運をもたらしているというお決まりのエンディングに辿り着くまでに、耳をつんざくような叫び声に変わりました
はじめまして、あまねと申します。 このnoteでは、結婚して30年以上積み重ねてきた、絶対に変わらないと思っていたパートナーシップが、あっさり変わった理由と変わるのに役に立ったと思うことを書いていきたいと思います。 そもそも私は、自分のパートナーシップに問題があるなんて、露ほども思っていませんでした。 そんな私が、パートナーに対して歪んだ思い込みを持っていることに気付いたのは、乳がんを患った自分と向き合っていく中でのことでした。 「人の振り見て我が振り直せ」という言葉があ