相手の話を聞いているようで聞いていない
親しい友人と会って話をする
家に帰って、その人がある文脈で話していた内容をどうしても思い出せない。
今さら聞いてませんでしたと言えなくて、知りたいけれどそのままになっている。
こういうことはよくある。
あたかも相手の話を聞いているようで、相手の話からキーワードだけを切り取り自分の話をはじめる。
切り取られた相手は、あれっと呆然とするしかない。
もしくは話をよこどりするなと怒ったり、
余裕があれば、そのまま話を聞いてくれるかもしれない。
私はよくしでかしてしまう。
特に相方の話の途中で、自分の話を繰り広げて、気づいたときには相方の表情が変わっていたりする。
それでもなぜ怒っているのかわからず、
なぜ怒っているの?と尋ねて、答えてくれることでやっと理解する。
自分がやってしまうことには、なかなか気づけないのだけれど、
自分が同じことをされると、すぐにわかる。
人が多く集まる場へ行くと、そういうことはよく起こっている。
何気なくしてしまう癖のようなものだけれど、
相手の話を聞けていないのは、少しもったいない気がするし、
自分のやっていることには自覚的でありたいと思う。
自分の世界の中にとどまっていると
自分のことを見てもらいたい認めてもらいたいという気持ちが強くなるのかもしれない。
自分の世界から飛び出して、相手の世界へ飛び込んでみたら、
もしかしたら、もっと面白い新しい景色にであえるかもしれない。
昨日の帰り道、そんなことを思いながら運転していた。