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創作意欲が上々にならないパターンについても考えてみます。

前回の「気分が上々にならない時に何をするか」の、続きです。

何かやりたいことが明確にある。
To Doリストは山積み。
ものづくりをしたい!
なのに、何も浮かばない、手が進まない。思うようにできない!!

このジレンマ、確実に世の中全ての人が一度は体験のあることだと思います。
これをスランプと言う人もいるかもしれません。

そう信じたい。そうじゃない人がいるなんて信じたくない!
そうであってほしいです(笑

これって、理由は様々にあると思うんですが、制作に関するお話に対してのご質問がきっかけで始まったこのテーマですので「ものづくりをしたいのに、うまくことが進まない」時だけに限定して、自分がどうしているか考えてみました。

1. 体調的問題
2. 精神的問題
3. そのほか外的要因

大分類に分けてしまえば大体この3つが原因に分かれると思います。

正直なところ。
”ものづくり”に関して言ってしまうと、どんな要因であれ「創作意欲がでてこない」時に関しては無理くり捻り出す必要性があるのかどうか?という疑問が湧いてくるのが素直な感情です。締切があれば別ですが。

どんなジャンルであれ、ものづくりって自分の内側から出てくる”なにか”をアウトプットする”自己表現”だと、私は思うので。さらに、創作意欲の面白いところは、全ての条件が満たされた状況で生まれてくることはなかなか少ないことだと思います。

以前、こちらで私なりのお返事を書かせていただいた「センス」に関するお話ではインプットの多さって大事って話をしたと思うのですが、「創作意欲」については逆で、ある条件化でなんらかの抑圧なりストレスなりの火種みたいなものあって、それが爆発する必要があると思うのです。

芸術は爆発だ!きえーーーー!きぃぃぃ!

とか、ちょっと有名な芸術家もおっしゃっていますし。
そんなわけで、ちょっとここで「創作意欲」について整理してみます。

創作意欲の源、あなたはどっち派?

以下、完全に私の持論です。よろしくご理解ください。
大きく分けて、創作意欲には2つのタイプがあると思っています。(細分化すると他にも色々あると思うのですがそこは割愛します。話がとってもややこしくなるので、とりあえず今はシンプルに考えます。)

あんなもの、あったらいいな。そうだ、作ろう!

または

あれかわいい!自分でも作ってみたい!

です。
それぞれ、作ることに関しては同じですが、スタートが違います。

作ってみたい欲求に関しては基本的に何かしら目標とするものがあるので、意欲が湧かない時は、作りたいものを作っている人の作品を見て刺激を得る(インプットする)ことである程度解決できるのではないかと思います。

ここに、ちょっと、強烈な欲求が湧くと更にいい気がします。
私ならもっと可愛く(綺麗・かっこよく)作る!!とか、私だったらこう作るかも…というようなアイディアが湧いてきたら、それはもう、自分の美意識を刺激されてストレスを受けている状態なので、立派な創作意欲ではないでしょうか?

その作品をリスペクトしつつ、自分のアイディアを盛り込んで(自分的には)いいもの創っちゃう。これって業界でいうところの「刺激を受けた」「インスパイアされた」という言葉で表現される制作意欲ですよね。だだの丸パクリにはない部分。これ、大事です。

一方で。

自分が欲しいものが見つからないタイプについては、完成形のイメージがかなり明確にあって、それが、ちょっと過剰表現してみると「この世に存在しない」。この絶望感。これがすでに創作意欲の火種なんじゃないかと思います。

わたしはこの絶望感に近い感情と、以前別の記事で書きましたが「無いなら創ってみたら?」という母の教えがしっかりインプットされた反射的行動で、アクセサリー作りに火がつきました。

うまく作れなかったりすると、またそれも一種のストレス刺激になって創作意欲に油が注がれる。メラメラが2倍、3倍と膨れ上がるので、もう、創作意欲は無限大です。

無敵。になれたらいいんですけどね。

スランプだなぁ。創作意欲が出ないなぁ。
と思うときってちょっと満足している時じゃないですか?

と、いうわけで。私の結論はこれです。

何も作る気が起きない時は、インプットや刺激が足りない時なんだと思っています。スランプの脱し方についてのご質問もいただいたのですが、もう正にこれだと思います。

火種はあっても、その火種が着火する先がない。
今まで燃えていた創作意欲はすっかり真っ白い灰に変わってしまって、あたらしい炭なりなんなりをいれなければいけない。

または、しっかり燃えるものは準備されているのに、大切な火種そのものがみつからない。

前者の場合は、現状に満足しているかやりきってエネルギー切れになっているのでちょっと、創作意欲という鍋のなかに溜まった燃えカスをリフレッシュすることが必要だと思います。創作そのものから離れてみるとか、寝るとか、お風呂に入るとか、なんでもいいと思います。

後者の場合は、火種を探す旅に出かけましょう。
わたしの創作意欲の刺激は、舞台を見に行くことだったり、映画をみることだったり、美術館にいくことだったり、森林に囲まれることだったり様々です。ダイレクトに誰かの作品をみたりジュエリーショップを見ることは直接的に刺激にはなりづらいです。

そして、わたしの一番手軽な着火方法は、スワロフスキービーズやかわいいビーズを眺めることです。そのビーズがどうやったら可愛くなるかを考えていることが多いです。なので、LiberOriはいつもメインのビーズを決めて他のビーズや配色、配置を決めています。

みなさんの火種はどこにありそうですか?

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