いつも凪、
これは海。
湖ではない。
こんなに穏やかな海もあるんだなぁ。
鳥取の海はいつも波があって、
月のない夜でも、音と潮の香りで、
すぐそこに海があるんだな、と分かる。
とても静かで、いいところだなぁ、と思った。
たまに魚が跳ねると音がする。
こういう世界すき。
・・・
杉本博司さんの「海景」が好きだ。
熱海から小田原へ向かう列車が眼鏡トンネルを抜けると、目の醒めるような鋭利な水平線を持って、大海原が広がっていた。その時私は気がついたのだ、『私がいる』ということを
広大な自然の中にいると、小さな自分がいることに気づく。
この感覚は、自我の目覚めを自然の中で過ごした人には共通しているかもしれない。私はこの感覚を知っている。
だから今でも、空や海、大地が広がる場所に行くのはすきだ。
何度でも、小さな自分がいることに気づける。
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hiragi ayako
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