一周忌を前に
もうすぐ一周忌。
早いようなそうでないような。
月命日には墓を訪ねているのだけど、いつも誰か訪ねている様子がある。
我が家は核家族なので今まで墓がなく今回新しく建てた。(土地だけは数年前からあったらしい)
正直、今までは墓も葬式のような催しもイマイチ必要性がわかっていなかった。それぞれが想いを持っていたらいいじゃないかと、形式的なものへの懐疑心が強かった。
ただ、本当にただの形式になるかは人によるということをここ一年で感じた。
墓も葬式も、故人を想ってもあるけど、生きている者に与えられた機会なのかもしれない。
一周忌を前にご友人から墓参りへ行きたいと連絡があり墓の掃除へ行った。先月(今月が一周忌なのになぜか先月)、一周忌の法要をしたのだけど、おそらくその時の花がそのままだったから。
現地へ行ったら新しい花が供えられていて、かわいい和ろうそくがたっていた。
遠方に住んでいる他のご友人が私が着く前に来てくれていたらしい。と、ラインの転送で知った。
あまり長い文章は普段送らないのか、転送された文章はたどたどしくて、誤字が散りばめられていた。なんだかその文章がとても懐かしかった。
亡くなってからの周囲の人の動きを見て、生前の人となりを感じる。周囲の人を大切にしていたのだろうし、それを周りの人も受け取っていたのだろうなと。