Outside United #2 油断禁物!?好調の裏に潜む不安材料 4 選
ユナイテッド年明け好調?をキープ
前回の記事から 2 ヶ月空きました。
相変わらず、ユナイテッドもラッシュフォードも好調で、カラバオカップを獲得し、FA カップ、ヨーロッパリーグでは準々決勝まで勝ち進み、プレミアリーグでは 3 位につけています。
ラッシュフォードも前の記事以上に好調で、前はプレミア 7 得点でしたが、今では 14 得点とコンスタントに活躍を続けることができています。
得点ランキング現在 4 位なので頑張って欲しいです。(にしても上位 3 名がお強い…)
一方で今年成績がイマイチな宿敵リヴァプールに 7-0 で大敗する失態を見せてしまったユナイテッド。
去年 2 位のリヴァプールなので百歩譲って負けたとしても 7 失点は許せない結果です。
前半戦のマンチェスター・シティ戦同様負け方が大胆なのはちょっと気にかかります。
今のユナイテッドは内外から順風満帆に見えているかもしれないが、意外にも不安要素もあると思っています。
この記事では僕が不安視している要素を 4 つ紹介したいと思います。
不安材料①: 試合多すぎ問題
4 大会勝ち上がっている弊害
前述したとおり、今季は 3 つのコンペティションで勝ち続けているユナイテッドですが、その分試合数が多くなってしまいます。
3/29 時点で予定されている試合数が 60 試合となっており、EL, FA カップも順当に勝ち上がったら場合年間で 65 試合戦うこととなります。
比較対象として去年同じく 4 冠を目指し最も多くの試合を戦ったリヴァプールが 63 試合となっており、それより 2 試合分多い試合数となります。
(EL で決勝 T プレーオフのバルサ戦がその 2 試合分に当たるのでしょう)
選手別で見た場合に浮き彫りになる依存
選手別に見てみましょう。
以下がプレミアリーグ 28 節終了時点の出場試合数(MP の列)と出場分数(Min の列)です。
デヘアは置いといて、ブルーノとラッシュフォードは 2000 分を超えており、彼らへの依存が伺えます。
全コンペティションで見てみるとなんとブルーノはデヘアより出場しているという結果になっています。
ブルーノはほとんど負傷しないので大丈夫だと思いますが、彼への依存が心配です。
最近試しているサンチョをトップ下で使うオプションを終盤に向けて練度を高めていただきたいです。
ブルーノに比べてラッシュフォードは怪我が心配です。
幸い 3 月の代表ウィークは帯同しておらず、プライベートでアメリカに旅行に行っていたのを確認したのでいいリフレッシュになり、終盤の活躍に期待ができそうだなと思いました。
不安材料②: キャプテン問題
ブルーノのキャプテンシーに関して
リヴァプール戦後にブルーノの態度が問題視されたと同時にキャプテンとしての振る舞いについてもギャリー・ネビルらが苦言を呈していました。
彼は熱くなりやすい性格が故に時々いきすぎた行動をしてしまいます。
僕が覚えている限りだと今季はこんな感じです。
リヴァプール戦でのブルーノの行き過ぎた行動はこの動画によくまとまっていました。
改めてキャプテン再考するべきタイミングなのかもしれない
一方チームのキャプテンであるマグワイアは今季十分に出場できておらず、この調子だと移籍もありえるのかなと思います。
それもあって今一度キャプテンを再考する人が出てきているのだと思われます。
個人的にはブルーノに愚行を改めてもらって負けず嫌いな部分を良い方向に働かせてほしいです。
強いて代わりを考えてみると、在籍年数的にはルーク・ショーやデヘア、キャリア的にはカゼミロ(ちょうどブラジル代表ではキャプテンやってました)などが考えられます。
リサンドロマルティネスはチームを鼓舞する仕草がよく見られるのでありなんじゃないかなーと思います。
若いですし今後のユナイテッドをタスクという意味でもありかも知れないです。
不安材料③: 契約更新問題
23/24 までに切れる選手が大勢
次は今季末、来季末に切れる選手が沢山いることです。
僕が一番危惧しているのは実はこの問題です。
以下が Transfermarkt から抜き出した 23/24 までに契約が切れてしまう選手一覧です。
いくつか注目しているポイントがあるので順に説明していきます。
正統な CF の獲得
ヴェグホルストが 23 年(ローン)、マルシャル 24 年までと意外に CF の期限も短いです。
個人的には来季もヴェグホルストにはユナイテッドで働いてほしいですが、何年も欲している若くて活きのいい CF が来夏こそ来てほしいなとも考えています。
あくまで噂ですがゴンサロラモス、オシムヘン、ホイルンド、エイブラハムの名前をよく見ます。
またクラブがごたついているという理由からかケインの噂も絶えません。(もはやプレミア界隈では夏の風物詩)
個人的はゴンサロラモスが働き者で点も取ってくれるイメージが有るので来てほしいです。
これらの CF のうち誰か来てくれたらユナイテッドの補強は昨年に引き続き素晴らしいものとなるでしょう。
正キーパーどうするの?問題
今季末で正ゴールキーパーであるデヘアの契約が切れてしまう。
それだけでなくユナイテッドの GK 陣のデヘア、ヒートン、ドゥブラフカ(ローン)は今季末で全員契約が切れてしまうのである。
かつ皆 30 オーバーでお年を召している方々なのでそろそろ若手 GK がほしいところ。
そんなときに思い出すのがヘンダーソンでずが、ローン先のフォレストが気に入っているみたいでユナイテッドに帰ってくるかが怪しいです。
来季の夏の市場で GK 補強も考えたほうが良いかもしれないと思っています。
個人的にはポルトのディエゴ・コスタに来ていただきたいです。
その話とは別にデヘアにはユナイテッドで引退してほしいから契約を延長しつつ新しい GK に引導を渡す方法を探っていきたいと思います。
ガルナチョとラッシュフォードの流出?!
今季ユナイテッドでブレイクしているガルナチョ。
結構決勝点を決めているイメージが有り、欠かせない選手の一人になっています。
そんなヤングスターは 2024/06 に契約が切れてしまいます。
彼はユナイテッドユースの前にアトレティコ・マドリーのカンテラに所属していました。
そのためかレアル・マドリードの噂をたまに目にします。
クリスティアーノが出ていったあと空いている 7 番をぜひガルナチョにつけてほしいなと思っているので彼の延長にクラブは力を尽くしてほしいです。
同じユースあがりの絶好調ラッシュフォードも 2024 年に契約が切れます。
彼の場合生まれがマンチェスターで小さい頃からユナイテッドのアカデミーで育ってきたため延長してくるかなと思っていたところ、そう簡単にはいかないことがわかってきました。
何でもいま入札を行って探している買収先、新オーナーを契約延長の考慮に入れたいとのこと。
PSG の噂もあったが以下の記事によると本当らしい…
次の契約がラッシュフォード本人にとって全盛期をどこで迎えるか重要なものになると考えているらしく慎重になるのも当然です。
果たしてラッシュフォードは来季以降もユナイテッドにいてくれるのでしょうか?
僕はこれが一番心配です。
不安材料④: グリーンウッドの去就問題
無罪!?釈放!じゃあ復帰とはならない
こちらは人によっては不安材料ではないかも知れませんが、気になってしょうがない人もいると思います。僕もです。前にも note を書きました。
ラッシュフォードと同様にアカデミー育ちのグリーンウッドは裁判で無罪になった今イギリスの法律的には釈放されていますが、サッカーへの復帰はまだ遂げれていません。
無実だったからといってすぐに復帰されることができないわけがクラブ側にはあります。
復帰できない理由
現在ユナイテッドは独自のプロセスで彼への調査を行っており、その上処遇を決めるそうです。
ユナイテッドは上場しており、クラブのイメージや広報活動に支障をきたすようなことがあれば収入にダイレクトに響きます。
ユナイテッドのコマーシャル収益は直近の決算資料を見ると 68% を締めています。
ユナイテッドの内部でもグリーンウッドに期待する声もあれば、クラブのイメージダウンからくる収益への影響を鑑みる声があり意見が別れているようです。
一方、グリーンウッドはお相手のハリエットさんとの間にお子さんが生まれるみたいで、これからパパになります。
一見事件は解決しインスタグラムにも仲の良い写真をアップするほどにまでなっていますが実際どうなんだろう…
いずれにしろパパになるとのことなのでサッカーを頑張れるような状態にまで復帰できることを祈っています。
まとめ
以上が僕が思う不安要素です。心配性なので 4 つも挙げました。
短期的には好調なユナイテッドですが、ファーガソン退任後、継続性にかけることが問題となっています。
継続的、長期的な成功を収めるためにも誰かへの依存問題やキャプテン問題、若手やエースとの契約延長は早々に解決してほしいです。
またこれの不安要素とは別でユナイテッドには現在進行中のクラブ売却問題があります。
僕のスタンスとしてはグレーザーよりは良くなりそうな雰囲気を感じているので不安材料とはせず今のところは静観しています。
テンハグというピッチ上のリーダーがいる今、ビジネス面やインフラ面においてリード、支援してくれるそんなオーナーさんに就いてほしいです。
まあ決まりそうなタイミングで色々と調べてみたいです!