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幸せジャンクションという小説を読んだ。いいな。

"幸せジャンクション ──キャンピングカーが運んだ小さな奇跡"(香住泰 著) https://a.co/3OPh6rJ

を読み終えた。記録を見ると21日に読み始めた、んだと思う。読めない日もあったけどちまちまと面白く読んだ。そもそもはAmazonプライムリーディングの対象だったから読み始めたのだが、読んでいるあいだ、すーっと自分の中にあるモヤモヤを溶かしていってくれるような感じがした。

60歳を過ぎたおじさんがある日会社に行くと、会社が倒産しており、退職金代わりにキャンピングカーを手に入れるが、ひょんなことから人助けの旅をすることになって…というようなお話。主人公のおじさん、浜浦さんが周りの人を救いながら、それがめぐりめぐる、まさに情けは人の為ならず。

ミステリーものばかりではなく、心温まる作品もいいな、なんて思った。なんだか道徳の授業の後のような、人との繋がりとか人の優しさっていいなぁ、という感じだ。人の善性を信じる感じがなんというか救いがある。働きだしてから人の嫌な面を見ることが増えたし、自分もおそらくそう思われてるだろうなと思うのだが、皆同じ人間として、仲間想いだったりすることを思い出される。いい話だった。

なんだかふとした時に読み返したくなりそうだなぁ。人と比較して落ち込んだり、自分はダメだって思った時とか、その考えている枠組みとかではなく、人としてどうあるかを教えてくれてる気がする。親族の集まりがある前から読み始めてて良かったのかもとも思う。思ったり楽しめたのは、人としてどうありたいかを思い出させてくれたからかなぁって。

ノマドランドという映画を見た時は、アメリカの問題を映していて、純粋にキャンピングカーで旅行自由そういいなぁは思えなかったが(いや、でもノマドランドはほんと人生を考えさせられと思う。いい映画だった)、今回のは舞台が日本だし、人助けの旅だし、なんかキャンピングカーに乗りたくなってきた。キャンピングカー欲しいもん。軽キャンカーだと200~400万らしい。なるほど。

あと、小説読むのも良いもんだね。これは積極的にこの時間をとってよかった。ちょっと豊かになるね、人生が。そんな気がした。落ち込んでる人はもしかしたらひとつの清涼剤として爽やかな気分とともに心地よく眠れるようになるかもしれない本でした。

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tktk。
東京都在住/埼玉県出身/営業マン/ゲーム好き/アニメ好き/映画好き/心のこと興味ある/英語に興味ある/興味を得た情報のアウトプットします/あとはなんかしらの創作活動できればいいかなと思います。