No.18 ハロウィン?いやいや、お月見にお菓子を取りに行ったのですよ
今日はハロウィン🎃
Trick or Treat
トリック・オア・トリート!
お菓子をくれないとイタズラしちゃうよ!
いつからか、こんなお祭りが日本にも定着したけれど。
その昔、似たような風習があった。
その名も、、、
お月見泥棒
中秋の名月の夜。
各家々では、ススキとお団子やらお饅頭やらをお供えしてお月見をした。
私の両親が子供の頃。昭和初期の奈良地方では、近所の友達と連れ立ってそのお団子やお饅頭をこっそり取りに行ったのだという。
もちろん、大人もそれは承知で。
お月様と、子どもたちの為に美味しいものを庭先に用意したらしい。
翻って私が子どもの頃。
その風習は、少し緩くなっていて。
近所の友達と連れ立って、「こんばんはー」と各家々を廻って、お菓子をもらった。
父はそれを見て、「昔は盗みに行ったんや!
貰いに訪ねていくとは、つまらんもんやなぁ」と、軟弱になった子どもたちを嘆いていた。
当時は昭和40年代。私たちもまだ、ハロウィンも、トリック・オア・トリートも知らなかった頃。
地区で櫓を囲んで踊った後、みんなで各家々を「こんばんはー」って廻ってお団子やお菓子をもらって歩いた懐かしい思い出。
発想の限界、、というのか。
世界中で似たような風習、似たような文化があるのって不思議で、そして楽しい。