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東京だョ おっかさん

兄夫妻の家に滞在し、観光とご馳走。
そしてたくさんのおしゃべりと休息を満喫してきました。

兄夫妻にはいつも美味しいものをご馳走になったり韓国旅行に連れて行ってもらったり。
言葉では言い尽くせないほど良くしてもらっていますが、
またもやお世話になりました。

慢性疼痛持ちの私。
兄の方がよっぽど健脚。
義姉は私より2つ若いし体力作りに気を配っているのですこぶる健脚。

側から見ると、私がまさに、娘に手を引かれて東京見物をする「東京だヨ おっかさん」のおっかさん状態。

汗だくで扇子片手にヨタヨタ歩く妹。
手こそ引いてはいないけど、気遣いながら名所案内をしてくれ、行く先々で最高に美味しいものをご馳走してくれる兄と義姉。

達者でいられるように浅草観音で祈願。

地下鉄二重橋駅で降りて、甥の勤めるオフィスビルを眺めてからのベルギービールのお店へ。

行き先も歌とかぶってますなぁ。

記念の写真もたくさんとりました。

最初の一枚。
私ときたら、顔も身体もダラーンと緊張のキの字もない婆さんぶり。自分でも呆れる。

いつも見事なポージングを見せた亡母とは大違い。
私の結婚式の写真撮影の時、カメラマンから「お母さんいいですねー!素晴らしい!」と
主役よりも注目を集めていた母を思い出し、3人でひとしきり盛り上がる。

それ以降は、スマホを構えた兄が必ず叫ぶ。
「ほらほら下がってるよー口角上げてー!」

九段坂は行かなかったけど、豊洲市場で極上寿司、仲見世通りで焼きたてホカホカの人形焼に舌鼓を打ち。
スカイツリーで、あれはどこ?これはどこ?と騒いだのちちょうど沈みかけた夕日を眺め、丸の内へ。
どこに行きたい?と聞かれて、自ら希望した東京のザ・観光地を満喫。

また別の日は、江戸情緒残る町並みが人気を誇る小江戸川越。老舗醤油屋さんのおだんごにクラフトビール。
ランチは極上うな重に白焼、天ぷらなど。

お家でもお店のような洒落た美味しい料理とワインやビール。

両親は既に鬼籍に入っていて、育った関西の実家はもうない。
そんな私に、義姉は「もうここが実家なんだからのんびりして。親孝行ができない代わりに妹孝行させて」と。

ありがたい。
ありがたい。
感謝しかない。

でも、、、だからといって、お邪魔しておいて、そうはいきません。
しかも、姉も持病があり、日々体調コントロールをしなければならないし、疲れも出やすいことだろう。
出来ることはお手伝いいたします!と
心から思っていたのに。

それなのに。

すすめられるがまま一番風呂に入っている間に、姉の心尽くしの手料理が並んでいるし。
毎日朝寝坊するわ、昼寝まで。
昼寝してしまった日は、のそのそ起きたら、また料理が出来上がっていた。

いやはや、まったく愚妹で面目ない。

昔、母と田舎に帰った時に、母は、「姉さん、すまんなぁ」と言いながら、すこぶるゆーーーーっくりしていた。

座っている母に、こちらがハラハラして
「おかあちゃん、手伝わなくてもええの?」と聞くと、
「ええねん、ええねん。なぁ姉さん」と笑う母。

いやいやいや。ええことないやろ!

母の代わりに私が伯母を手伝っていた。

それなのに!
いったいどうした、自分。
手伝わないばかりか、朝寝坊に、昼寝まで。
ひどい、ひど過ぎるよ。

あまり早くに起きていけば、姉の疲れも取れないと困るのでは、、、と少しだけ様子を伺ってはいた、、、伺ってはいたけど、、、、
気がつくと二度寝。それも爆睡!

出かけてきたから、皆ゆっくりしたいだろうから、、、と一旦部屋に入ってしばし様子見を、、、、、、
なんて思っているうちにまたもや爆睡!

どんだけ寝るんや、自分、、、

かえこがアホやからーっあたりまえっ
、、、、カァ〜カァ〜 あほーぅあほー、、、

烏もアホウドリも呆れて鳴くわ、、、

空の上で母も呆れているかも

兄夫妻の優しさにどっぷり甘えて、ほんとうにゆっくりさせてもらいました。
話題も尽きず、始終喋り倒しました。
楽しくて、大切な想い出がいっぱいできました。

次こそ兄姉孝行させてもらいます。

あ、そういえば。

さけるチーズも用意してくれたと聞いていたのに、ご馳走でお腹いっぱいで食べなかった。
さけるチーズは自宅でも食べられるから、まあいいか。

とことん、ちゃっかりな愚妹でした。恥