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「わたし、ひらがながよめるようになったと思う」
ここんにちは!
最近、ものすごく眠いです。冬眠中の熊みたいに、雪が溶けるまで寝ていたい気分です。(私が住んでいる地域では雪が降るのは本当に稀ですが…)
去年の11月からレッスンをスタートした10歳のDちゃん。週に1回のペースで続けてくれています。(最近、Dちゃんのことばかり書いているような気がします…!笑)
彼女には宿題を出していません。理由は、学校の宿題が多そうだから。一番の理由は、彼女がYouTubeなどで日本語のコンテンツを見つけて、自分で楽しみながら学んでいるからです。
ひらがなを覚えるのに少し苦戦している時期もありましたが、この前のレッスンでは、彼女がこんなふうに言ってくれました。
「私、ひらがなが読めるようになったと思う!」
とびきりの笑顔で。
よく「ひらがなは1週間で覚えられる」と聞きますが、母語と違う文字を覚えるのは、特に子どもにとっては負担が大きいと感じます。それでも、Dちゃんは少しずつ成長しています。
「カタカナを勉強する準備はできた?」と聞くと、「はい!」と日本語で答えてくれました。この「はい!」という短い一言に、彼女の自信が垣間見えて、私も嬉しくなります。
また、Dちゃんはレッスン中によく「日本語に関して質問していい?」と聞いてきます。最近の質問はこんな内容でした。
「日本人は漢字をどれくらい知ってるの?」
「日本人は漢字を書いたり読むことができるの?」
こういった疑問を話し合えるのは、プライベートレッスンならではの良さだと思います。そして、生徒さんたちの日本や日本語に対する疑問に答えられるよう、私も日々知識を増やしていこうと気持ちが引き締まります。
Dちゃんが「ひらがなが読めるようになった」と自信を持って言ってくれた時、ふと日本語を教える前に幼児教育で文字を教えていた頃のことを思い出しました。
当時、4歳から6歳の子どもたちにひらがなを教えていました。それぞれペースは違いましたが、繰り返し学習を続けることで、ひらがなを読めるようになった瞬間を何度も目にしました。夏休みが終わった頃には、ひらがなを一字ずつ読んでいた子が、突然チャンクで読めるようになり、その成長に泣きそうになったこともあります。
やっぱり、文字を覚える鍵は「どれだけ出会うか」なんだな、と改めて思います。例えば、私がハングルを学び始めた時は全く分からなかった文字が、何度も繰り返し見ることで徐々に馴染み、読めるようになりました。今では、街中でハングルを見ると、読むのが楽しく感じます。
日本語学習者の方たちも、少なからず同じ気持ちを持っているのではないかと思っています。
私が韓国語とアラビア語をターゲット言語として選んだのは、どちらもアルファベットを使わない言語だからです。英語だけを学んでいるだけでは、日本語の文字学習に苦戦している生徒さんたちの気持ちに寄り添えないと感じました。ひらがな、カタカナ、漢字…覚える文字がたくさんある日本語学習の大変さを、自分が新しい文字体系の言語を学ぶことで、実感できたのだと思います。
今日のnoteを書くお供として選んだのは、こちらのplaylist
gorillazを聞くと、いつも集中できるから作業中にもよく聞きます^^
ではでは!
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