な行から始まるオノマトペの印象を書いてみた
昨日のnoteでねっとりとじっくりについて書きました。
このnoteを書いてる時に、音によって受ける印象が違うな、というのを久しぶりに感じました。
このnoteではな行から始まるオノマトペについて書いてみようと思います。
な行から始まるオノマトペ
(あげる例は代表的なものを選んでみました)
な:なでなで、ナヨナヨ
なでなでは、優しく撫でる動作やその感じを表す擬態語です。特に、こどもやペット、または親しい人を撫でる時の動作に使われることが多いです。
必ず「ウチ」のグループにしかできなことです。
ナヨナヨに関しては貧弱なイメージが湧きます。柔らかくて、弱々しい状態で人やものがしっかりしていない。
共通する点は、柔らかさ。
に:にこにこ、ニヤニヤ
どちらも、笑顔を表現する擬態語です。
まず、にこにこは、優しくて親しみやすい笑顔を表現していて、明るくて自然な笑のイメージ。にこにこした笑みを見ると、こちらまでほっこり幸せな気分になります。
次にニヤニヤは皮肉や不自然な笑い、こっそり笑っている笑いを表現します。ネガティブな意味に使うことが多いですが、おもしろかったので思わずこっそり見えないところで笑ってしまった時の表現でも使えかな、と。
ぬ:ぬるぬる、ヌメヌメ
わぉ。どちらも、日本語話者ならば、この2つのオノマトペを聞いたら、感じるものがあるのではないでしょうか。決して、爽やかな印象は感じませんよね。笑 粘り気があって、決してスムーズな感覚はイメージしにくいですよね。
どちらも、表面が滑りやすくて少し不愉快な感覚を伴う擬態語です。
ニュアンスの違いとして、「ぬるぬる」は液体や粘液で覆われていて、滑りやすい状態を表しています。個人的にはぬるぬるとした温泉のお湯は好きです。だいたい、美肌の湯ですね。だいたい、ぬるぬるしたお湯と一緒に使われるのは「とろとろ」。
次にヌメヌメは、粘り強く滑りやすいものに対して使われますが、「ぬるぬる」はポジティブな印象を持つ場合はありますが、ヌメヌメに関しては不快感しか感じません・・・!触ると手にのこりような粘りだからでしょうか。
ね:ねばねば、ねちねち
書いただけで、しつこさを感じます・・・!「ぬ」と同じく、粘り、粘着性のある状態を表す擬態語ですね。そして、これも触ると手に残る粘り気があります。
では、「ねばねば」は粘り気が強くて、引っ張ると上にびよ〜〜〜んと伸びるようなイメージです。日本の国民食(?)の納豆はまさにねばねば食品の代表格ですね。
次に「ねちねち」はしつこくてうっとおしい感じや、うんざりするほどまとわりつくイメージです。「ねばねば」は物理的だけの粘着ですが、「ねちねち」は物理的だけではなく、精神的な不快感度が上がるような、そんな不快感を強調します。
の:のんびり、のほほん
タイピングして、視覚でこの文字を見ただけでも、ゆったりとした感覚を味わいました。そんな状態を表す擬態語です。急がずにリラックスした状態。
のんびりは、時間を気にせず、ゆ〜〜〜ったり過ごす状態です。。戦闘態勢ゼロ。休息やリラックスを強調していることが多い。
次にのほほんは穏やかで何も考えずに時間を過ごしている状態を表していて、少し抜け感や無頓着な印象を与えることも。
のんびりは時間や性格に対して使われるけど、のほほんは人の性格や態度に対して使われることが多い。
私があげた'な行’のオノマトペの共通点として、
まずは柔らかさや粘り気の表現だということ。
柔らかくて粘り気のある状態、なめらかな動きを表す表現するものが多い。
次に、のんびり穏やかな状態の表現だということ。
リラックスしたり、ゆったりとした状態を表すもの多い。
そして、弱々しい、または柔和な感じの表現だということ。
力のない感じ、情けない感じ、控えめな感じを表すものが多い。
また、「な行」の音は比較的に柔らかい響きや音を持っているので、メンタル的にも落ち着いたり、おだやかな印象を与えるものが多い。これは、「な行」、または「N」の音が持つ特徴に起因していると思います。
鋭い音ではないですよね。音って言葉の意味と繋がっているんだな、と。な行やNで始まるものは、急かせる印象や感覚は持ちづらいですよね。
オノマトペ大好きなのですが、各行が持つ印象、音からのイメージについてはあまり注目していなかったので、いつもと違うことを考えるきっかけになりました。
誰かの疑問点から、ふと立ち止まって考えるの、大好きです。でも、いつも自分の中だけで終わることが多かったので、今年からは未完成や中途半端でもいいから、とにかくまずはアウトプットをやってみています。
次は「サ行」のも書いてみようかと思っています^^