#1 師匠と4年越しのWS@アメリカの話を聞いて胸熱
私の生徒さんで日系アメリカ人、または日本人だけどアメリカ育ちの方達が何人かいます。
その中、私がオンラインで教え始めたばかりの時からのお付き合いの日系アメリカ人のSさんは、ご両親が日本出身の日本人ですが、Sさんはアメリカ生まれアメリカ育ちです。
彼の学習言語や生活言語は英語ですが、日本が大好きです。
そんな彼はアメリカの日本人がほぼいない州で剣道道場を運営しています。
日本に剣道の師匠がいて、パンデミック前は1年に1回ほど日本から師匠が来て、周辺の州の道場から集まってワークショップや合宿を開催していたそう。
彼とレッスンが始まった時、パンデミックの真っ只中でした。
当時はZoomを使って日本とアメリカでそれぞれの家から剣道の合同練習を毎週していました。
(懐かしい・・・もう10年前のように感じますが、まだ2−3年しか経ってないんですよね。)
2022年の後半から日本もようやく世界との少しずつ行き来が始まり、
Sさんの師匠も2023年秋に渡米!
そして、4年越しの対面での合宿!
Sさんとレッスンを始めた時、この師匠との剣道に関する会話が日本語でできるようになりたい、が彼のレッスン目的でした。
ご両親とだけ日本語を話していたのが、それが剣道となるとレベルがぐーんと上がります。
でも、この3年間の成果が出て、師匠の日本語を道場生に英語へ通訳をしたそう。
レッスンがすごく役に立った、と言われて、それだけでもかなり嬉しかったのですが、
動く師匠やSさんや道場生のビデオを見せてもらって、勝手に私も感動して涙ぐんでしまいました。
Sさんのようなリクエストや目的の場合、あまり目に見えて進歩というか、JLPTなどの試験のように合格、不合格、などの明確にないのですが、こうやって生徒さんが自分で感じたり経験からの結果を聞くことでようやく私もレッスン成果が確認できます。
この師匠とのワークショップまでの間に、日本語レッスンを始めてからのSさんは
剣道語彙を日本語から英語に道場生のために翻訳
在米協会に入会
協会でもあれこれと大活躍して役員にまでなる
など、日本に関することでも積極的に行動していて、一つ行動したら芋づるのように繋がっていくんだなぁと彼を通して見させてもらいました。
ちなみに、
「ワークショップで師匠の日本語がどうしても通訳できなかった」と言ったので「どんなトピックだったんですか?」と聞くと、
「切腹の歴史」だったそうです…!
それは、難易度高い!し、自分があまり知らないトピックは通訳しにくいよな!と。
来年も師匠が渡米する予定だそうなので、それまでに「切腹の歴史」も一緒にレッスンで学びたいと考えています。(もちろん、この話題が再び出るかどうかは分かりませんが)
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