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【じーじは見た!】 後編:株式会社に代わるDAOという組織の世界観⁉

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉

「WEB3.0」をテーマにDAO(Decentralized Autonomous Organization)が将来「株式会社」に代わる新たな資本主義を象徴する「組織」になっていく可能性をキーマン3人の動画を見て考えてきました。

本編は後編です。前編から見ていただくと話が繋がります。

✅まずはDAOの整理から⁉

みなさんは、國光さん、平さん、渡辺創太さんがDAOを熱く語っているのを聞いていただけましたか?

お忙しいでしょうから動画を見る時間がなくても分かるようにDAOを整理しておきましょう。

DAO (Decentralized Autonomous Organization)は「分散型自律組織」と訳されます。

分散型自律組織というのは、どんな組織なのでしょうか?

まずは、組織の代表格「株式会社」を考えてみましょう。
株式会社という組織は、株式を発行してお金を集め(出資者が株主)、その資本を用いて事業を行う組織形態です。

株式会社には、資金の出し手の出資者(株主)が会社を所有し、株主が経営者(代表取締役など)を選出して会社の経営に当たらせます。つまり会社の所有者と経営者が理論上分離されているのが特徴です。

しかし、経営の責任者である社長(代表取締役)よりも株主のほうが立場が上であり、株主利益が最優先される組織でもある特徴がありました。

株主利益を優先するあまり、目先の収益優先で気候変動の問題や不正・不祥事等を繰り返してきた企業に対して、投資家自身もステークホルダーは株主だけではないとの認識が芽生え始めています。

そこで、注目されているのが「DAO」という組織形態です。

DAOでは、意思決定を行うための投票権を獲得できるガバナンストークンが発行され、その投票によって運営がされます。

DAOには中央集権的な権力を持つリーダーがおらず、参加者全員がそれぞれの立場でトークンの投票権を持って組織が運営されます。

ガバナンストークンは資金の出し手だけに配られる訳ではなく、コミュニティーの中での役割に応じてトークンが配られ、あらゆるステークホルダーが起業の段階から対等な立場で運営をしていく組織です。

働きに応じたトークンの配付は、上司に気兼ねして言いたいことも言えず、忖度・斟酌が苦手で上司におべんちゃらも言えず、上司に気に入られずに正当な評価をされていないあなたにとっては、実に公平な働きの評価と報酬を得られる組織であり、やりがいを見出せる組織かもしれません。

役員・管理職という会社内既得権益者だけでなく、株式会社の支配層である資本家・創業者にとっても「DAO」という組織形態は、それがGAFAMやテスラといった既得権益の巨人であっても脅威だと言われています。

そのためイーロン・マスク氏は、Twitterを買収した後でガバナンストークンを発行して会社組織をDAOに変える実験を始めるのではないかとの憶測まで出ています。

これからはDAOの動向に目が離せません。2022年後半のバズワードになるかもしれませんよ。

✅DAOは日本人に向いていると思います⁉

90年代以降、日本経済が負け続けた原因をじーじは戦後の規格大量生産に向いた「みんなと同じように行動する」ことを教え続けてきた教育や「部分最適・属人化・長時間労働」の3種の神器で成功したビジネス界のムラ社会化、多様性に不寛容な社会といった日本の風土・体質に原因があったと分析してきました。

これを変えるのってとても大変です。決して時間が解決してくれるものではありません。何故なら30年負け続けても変われなかったのですから。。。

変われないのならいっそのこと変わらずに日本人が得意なムラ社会づくり、つまり小さなコミュニティーづくりに向いている特性を活かせないのかな?じーじはそれがDAOではないのかなと思っているのです。

これは、きっと日本人のDNAに刻まれている特性がいきるしくみだと思うのです。「里山文化」なども一人の大富豪を生むのではなく、みんなで協力してみんなが幸せになっていく地域循環型経済をつくっていく文化です。

災害の時に「自分さえよかったらいい」と暴動を起こすことなく、規律ある集団行動がとれるのは、農耕民族として、集団で協力し合い、最後はお天気頼りで「雨ごい」をみんなでするようなそんなDNAを持つ日本人にはDAOはマッチするハズです。

一方、欧米の狩猟民族というのは、強烈なリーダーがいて、「ここに鹿のフンがまだ暖かい状態であるということは近くに獲物がいる」ことを情報分析して、「お前はこちらから回れ、お前たちはあっちから回れ」と戦略を練ってリーダーが指図して獲物を仕留める、そんな中央集権的なリーダーに従った行動を取るようにDNAに刻まれていると思うのです。

だからこそDAOは、欧米よりも日本人にとってすごく合っている組織形態ではないか、SDGsの精神(誰一人取り残さない)にも合致した組織形態ではないかと思えるのです。(じーじが言っているだけですけどね。)

✅後は政治家の決断だけだね⁉

渡辺総太さんを紹介した動画には、平さんと河野さんという自民党の政治家が登場していましたね。

DAOなんて立憲民主党が飛びつかなくてはいけないのに、まだ自民党の方が改革に前向きな感じがしてしまうのは残念なことです。

まあでも、こういう頭の柔らかい「Z世代に理解のある」政治家ばかりになれば日本にもチャンスがやってきます。

平さんは凄いですが、多くの政治家はWEB3.0やDAOなんてチンプンカンプンだと思うので、きっと改革や規制緩和は遅々として進まないんでしょうね?

そんな政治家が決断すべきことは、若い人に任せることです。
この30年間の成績を見れば年寄りは全員落第なのですから。

▼米国の若者が語るのは「世界を良くしたい」、一方昭和人のじーじが語るのは「日本を良くしたい」、でもそんなことを言っている間は、日本は良くならないですよと渡辺壮太さんは言う。彼は「世界」を基準で熱く語っています。そこの部分にURLを合わせてあります。2~3分聞いてみてください。

法律を変えない限り規制は変わりません。法律を変えるのは立法府としての国会です。国会をまともに機能させるしかないのです。

そのために 頑張れZ世代! 


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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▼来週は橘川さんの第2弾をお送りします。原子力政策に「喝」!

▼Z世代応援団のじーじをよろしくお願いします。


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