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【じーじは見た!】後編:GX2040リーダーズパネルを見てみた!

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉️

さて、今回はGX実行会議の枠内で開催されたGX2040リーダーズパネルから有識者の意見や提言を資料から眺めています。

前半は、社会課題解決と商売繁盛を両立しているマイクロソフトや日本のAI第一人者の松尾豊教授といったDXサイドの意見を確認しました。

後半は、電力供給サイドの東電お金の出し手のMUFG(三菱UFJフィナンシャルグループ)や環境NGOのWWFの意見、そしてサンモニのコメンテーターである寺島学長の意見や提言を見ていくことにしましょう。


4️⃣ 電力供給事業者とお金の出し手

東京電力パワーグリッド株式会社の取締役副社長執行役員 最高技術責任者である岡本浩氏三菱UFJフィナンシャル・グループ 代表執行役社長 兼 グループCEOの亀澤宏規氏の意見や提言を見てみましょう。

東電資料より抜粋①

見てのとおり、東電の縄張りでの電力需要はうなぎ上りです。

東電資料より抜粋②

ワット・ビット連携のMESH構想やよしです。
1)安全第一の電力供給強靭化
安全確保・地元理解大前提の既設原子炉再稼働
2)ワット・ビット連携による新産業創出
次世代産業(DC・半導体工場等)を脱炭素電源適地に誘致
3)AI時代の電力システム変革
地域社会の生産性向上とWell-beingをもたらすインターネット化された電力 システムを実現
4)世界をリードするエネルギー・イノベーション実現
ベースロード電源(原子力等)・自然変動電源(風力・太陽光等)の有効活用に向け、経営資源をグローバルトップレベルへと強化

頭の良い方々が経営されているので納得の提言内容なのですが、何兆円もの原発事故処理の負債を背負わされた東電が、本当に未来のGX投資の推進役になれるのでしょうか?

特に原発推進を東電がやっていけるのでしょうか? 
政治的に無理だろうな??

MUFG提供資料より抜粋①
MUFG提供資料より抜粋②

お金の出し手のMUFGは、日本に投資をする最後のチャンスだと言っています。じーじもそう思うのです。

確実なのはAI・デジタル技術が進むこと。
脱炭素電源のニーズが高まること。

この確実な変化を個社さえよかったらいいといった経営戦略では過去の日本(給料の上がらない無成長の30年)の再現になってしまいます。
だからこそ各社で自社の強みを磨くだけではなく、皆で連携した仕組みをつくることが必要なのです。

それができれば、日本の勝ち筋になりますよとの提言でした。そのと~り!

5️⃣ 環境団体から見た提言

WWFという団体をご存知でしょうか?
WorldWide Fund for Nature(自然環境保護基金)という国際NGOで、動物を含む自然保護では世界的に有名な団体です。反対・反対と言うだけの野党とは違い、しっかりと代替案を示す力と頭があります。

WWFジャパン 専門ディレクター(環境・エネルギー)の小西雅子氏の資料を見ていくことにしましょう。

WWF提供資料①

野党がこれを国会で言わなくちゃ駄目ですよね。
「政府は目標だけ掲げて、どうやってNDC(2030年2013年比でGHG排出量を46%削減)を実現するおつもりですか?」ってね。

それにしても手厳しい指摘「非現実的な原発目標(2030年に電源構成において20~22%を占める)に代替案なし」ですね。じーじは同感ですけどね。

WWF提供資料②
WWF提供資料より抜粋③

太陽光発電や風力発電は、太陽が出ている時間帯や風が吹いている時間帯には沢山電気がつくれるけれど、それを調整する投資をしてこなかったので、せっかくの再エネを今は捨てて、既得権益側(10大電力)の電力を守っています。

そんなあかんたれ施策ではなくて、水素を造って蓄電しろよと、ちゃんと代替案を示しています。
野党には「反対」だけでなく、実現可能な代替案(経済合理性を伴い給料の上がっていく社会にも役立つ施策でないと駄目)を示す努力が必要です。

産業競争力向上と日本の国土の環境との調和を検証すべきですが、立派な代替案の提言だと思います。

6️⃣ 寺島実郎氏の提言

サンモニのご意見番、寺島 実郎さんは、一般財団法人日本総合研究所会長の肩書で意見を提示されています。

寺島さんは多摩大学の学長でもあり、ご意見番としての提言は大所高所からのものです。

寺島実郎氏の提供資料より抜粋①
寺島実郎氏の提供資料より抜粋②

【1】国民のNEEDSの産業的解決のターゲットとして「医療・防災」と「食と農」の基盤産業化を提言されています。言うだけ番長ではなく、自らも都市型農業創生推進機構の事務局をなさって、実現に貢献されようとしています。

【2】のタイトルは「グローバルアジェンダへの主体的参画」です。
グローバルアジェンダとは、GXであり、DXに関連するルールづくりです。
主体的であるべきと提言しているのは、日本の政治家は受動的だからです。

1)日本が注力、参画すべきアジェンダ
 ①国際連帯税構想:国境を超えた金融取引に広く薄く課税(フランス、EUが主導) …観光税、空港利用税、入国税なども選択肢
②IDA21構想:低所得国の債務救済※日本はIDA20で3年間・930億ドルの支援実績 …世界銀行グループの国際開発協会が主導するスキーム→グローバル・サウスへの橋渡し
③デジタル課税:DXのプラットフォーマーズ(ビッグ・テック)への課税、規制 …デジタル社会への責任の共有

2)経済安保をめぐるルール形成だけでなく、スポーツのルールから地球環境保全、DX活用のための ルールまで、世界ルール形成の体系的研究・主体的参画体制の確立は不可欠

3)長期的エネルギー安保のため、アジア太平洋地域の「エネルギー安定化戦略機関」等の設立も要検討

じーじには腹落ちできる素晴らしい提言に映ります。
立法という力を持つ政治家さん、秘書給与をごまかすような私利私欲にばかり注力せずに、少しは勉強しろよ!

頑張れZ世代!

☆☆☆
(感謝)

▼きしゃこく先生のしゃかせん「毎昼12時」でじーじの記事を紹介いただきました。きしゃこく先生、ありがとうございます。子育て支援策はとても充実してきていると思います。でも子供が産まれるか?というと人口が増えるところまでの出産ブームとはならないでしょうね。どういう因果で子どもが生まれないのか、その原因と結果のロジックが間違っていますね。

ちょっとブレーク:充実の子育て支援!

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