【じーじは見た!】 後編:やっぱり成田悠輔さんはブレークし始めてるよ⁉
心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉
1月に入って、成田さんをいろんな番組がゲストに呼んだり、ホリエモンや落合陽一さんがご自身のユーチューブチャンネルにゲストに招くなどちょっとした引っ張りだこ状態です。
そんな成田さんの気になる点を見ていきましょう⁉
本編は後編です。前編をご覧になっていただくと話が繋がります。
✅まずは脱線のつづきから⁉
落合陽一さんのお父さん「落合信彦」さんはじーじから言わせれば全くコマーシャル向きではない方です。
そんな方をCMに起用した「アサヒスーパードライ」の秘密を在りし日の樋口 廣太郎さんの講演で聞かせてもらいました。
しびれるようなストーリーでした。(プロジェクトXにしたい⁉)
樋口 廣太郎さんが忖度と斟酌の人なら住友銀行(現三井住友銀行)の頭取になっていたかもしれませんが、彼は銀行を飛び出しました。
住友銀行業務部時代の上司で、8年先輩の村井勉前社長に招かれて、1986年(昭和61年)アサヒビール(現:アサヒグループホールディングス)の社長に就任しました。
当時のアサヒビールは夕日ビールと揶揄される状況でビールと言えばキリン一強時代でした。
そんなアサヒを変えたスーパードライの奇跡は、社長室のドラマから始まりました。実にドラマチックな講演でした。
「社長、これを飲んでくれと開発の連中が社長室にスーパードライをもって直談判にきたんだよ」から始まり「出ていけといったらまた別の日に来るんだよ。その熱意に負けて仕方なく飲んでみたら、これが旨いんだ。」と続いていくサクセスストーリー⁉
そのストーリーは、昭和の会社組織がどうなっているのか?をよく知った樋口流マーケティングの成功体験でもありました。
ちょうど日本はバブルに浮かれようとしていた時代、米国企業が弁護士に払う費用と日本の交際費が同額、ビジネスの揉め事はノミュニケーションで解決する方が賢いよなと「裁判で白黒つける契約社会の米国は嫌だね」と社用での会食や職場のムラの飲み会真っ盛りの頃でした。
樋口さんは、静かにスーパードライを料亭やレストラン・居酒屋といった業務用に置いてもらう営業に力を入れました。
自らがトップセールスマンとなって銀行時代にも付き合いのあった企業の社長を会食に招待して発売を始めたばかりのスーパードライを飲んでもらう。
そうすると企業の社長は、他の役員に「この間、アサヒの樋口さんに招待されてスーパードライっていうのを飲んだんだけど、君飲んだことあるかい?あれは今までのビールにない切れ味だよ。一度飲んでみたらいいね。」と話をするし、自分が行きつけのお店で「スーパードライある?」と聞くので店側も注文せざるを得なくなる。
※米国ビールのアルコール度数は3.5%、それまでの日本のビールは4.5%、ところがスーパードライは5.5%、これが切れ味の差になったのです。
役員は、社長がそう言うならと部長連中を引き連れて飲み屋で「アサヒスーパードライ」を注文する。
樋口さんは、忖度・斟酌の昭和の組織構造をよくご存知だった。
そうすると次は、部長連中は、課長以下の部下を連れて飲み屋で「アサヒ スーパードライを飲んだことあるか?」と自慢話。
こうやって企業の上の方から下りていくブームを作ることを狙ったマーケティングには管理職から若手社員のインテリ層に馴染のある「落合信彦」さんのインテリジェンスがぴったりはまったのだそうです。
実に味わい深い話でした⁉
✅成田悠輔さんの話で好きなところ⁉
脱線しましたが、本論に戻りましょう。
Z世代応援団のじーじは「Z世代よ選挙に行こう」「あなたの1票は世の中を変える原動力」と思っているのですが、成田さんはそんなことをしても「無駄」とデータを使って叩き切ります。
成田さんは、若者が選挙に行っても選挙結果は変わらないと言い切ります。
データ分析に基づいてそう言い切るのです。若い人ほど自民党支持層が多く、若者が選挙に行っても政権は変わらないし、社会は変わらないと言うのです。
仮に若い人が国政に出て世の中を変えようとしても地盤・看板に財布(財力)もないので当選のハードルは果てしなく高い。
年寄り政治家の独壇場は変わらないし、彼らを支持する既得権益者が「変化」を嫌って変革しないように自分たちの都合の良い政治家を担ぐのだから変わるハズがない。
あれだけ人気の高かった大阪維新の会(現:日本維新の会)の橋下徹さんをもってしても大阪市(人口275万人)が東京都(人口967万人)に対抗して23区よりも多くの「区」を持つ必要はないという非常に単純なロジックの行革提案は既得権益の前には何度やっても「反対」となりました。
それでも国民の不満が爆発して「変革」に期待した時がありました。55年体制を崩した2度の政権交代です。しかし、ことごとく野党の政権担当能力のなさを露呈しただけに終わりました。
しかし、成田さんは、方法はあると言います。
人口の少ない市町村に若者が移住してマジョリティを形成するのです。市長を始め、市会議員も若者が占拠して市政を変えることは可能じゃないか?と言うのです。
橋下徹さんをもってしても変わらない都道府県レベルではなく、もっと小さな自治体から変えていく。これこそ真の地方分権になります。
じーじはこの意見が大好きです❤
千葉県の流山市のように若い「子育て世代」がどんどん移住する自治体と既得権益の権化のような年寄りに牛耳られた過疎化が止まらない自治体とではどのような点で政策に差がついていくのか?壮大な社会実験ができます。
そんな実験を若者が実行するようなことが起これば、日本は大きく変わって世界の中で輝きを取り戻すと思うのです。
日本の若者ではなくて外国人に同じ作戦を取られる前に頑張れZ世代です⁉
コロナ禍前の2018年の取材ですが、既得権益者の本末転倒はちょっと心配になります。👇
▼この動画を紹介してくれたみこちゃんの記事はこれ。
✅出でよ第2・第3の成田悠輔さん⁉
ホリエモンのユーチューブチャンネルに成田さん登場の動画です。👇
二人の話を聞くと不快に思われる方もいるかもしれませんが、それは二人が話をしている論点理解ができていないからで字ずらだけを見て思考を停止してただ「反対」なのだと思います。
このホリエモンと成田さんの会話がす~と頭に入ってくる若者たちの中から第2・第3のホリエモンや成田さんが出てきてほしいなとじーじは心から思っています。
頑張れZ世代!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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