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【じーじは見た!】 後編:デジタル臨調を覗いてみた⁉

デジタル庁が主管庁として岸田首相をトップに始まった「デジタル臨調」! 期待したいですね。

今回は3月末までに3回開催されたデジタル臨調で何が話し合われていたのかを覗いてみました。

本編は後編です。前編を読んでいただいた方が話が繋がって分かり易いと思います。

✅まずは宍戸委員の問題提起から⁉


前編では宍戸委員から提供された資料を紹介してデジタル化の未来における①国家・政府、②企業、③個人・コミュニティーのあり方が変化していく全体像を確認しました。

その宍戸委員が第3回会合の資料で「霞が関のあり方について」提言されています。つまり中央官庁や官僚組織に対する体質改善の問題提起です。

行政の※無謬性神話から離れて、在職中に問題が見つかっても先送りしたり、そもそも問題を見つけないようにしたり、遡って先輩の責任が追及されないようにしたりといった文化があるとすれば、デジタル化を機にそれを改め、問題を発見して改善することが評価される文化の形成に、幹部職員はもちろん、政務も含めて取り組むべきであり、国民やメディアに対してもそのような発信を行っていくべきではないか。

そのために、行政組織内部における心理的安全性確保へ向けた取り組みと、外からの目線を取り入れるための情報公開・公文書管理・政策評価の仕組みの強化を、デジタル改革の中で適切に位置付けて推進すべきではないか。

その鍵となるデジタル化を担う人材については、デジタル庁や各省庁レベルだけでなく、理想的には各課レベルで専門的な担当者を配置して、横串で法制事務等の見直しを担えるようにすることが望ましく、デジタル庁・人事院・内閣人事局などが連携して、必要な人員・予算の手当て等について検討すべきではないか。

※無謬とは「あやまりがないこと」「間違っていないこと」であり、無謬性神話とは、行政は間違ってはいいけないと考えることが、誤謬をなくすという本来の目的から外れた副作用を生み、誤謬の隠蔽といった行動動機に繋がってしまう。

宍戸委員提供資料より抜粋

宍戸委員の指摘されていることを、じーじは物凄く共感します。行政だけでなく、企業組織においても昭和人の成功体験を一旦棚上げにして考え直す良い機会だと思いますし、若い人の意見を尊重すべき時だと思います。

✅経団連会長の十倉委員は何と言っているのか?


十倉さんは、経済界トップとしてどんな分野の規制改革を望んでいるのでしょうか?

※EBPM(Evidence Based Policy Making)は「証拠に基づく政策立案」と翻訳され「政策の企画立案をその場限りのエピソードに頼るのではなく、政策目的を明確化したうえで政策効果の測定に重要な関連を持つ情報やデータ(エビデンス)に基づくものとすること」とされています。
このテーマくらいは医師会の協力を取り付けましょうよ😊
教育現場のデジタル化推進も大きな課題です⁉
まずは「どうやって?」を考えよう⁉

十倉さんの提言は「3ステップを全部やれ」ということ
1)まずは既存の規制の中でデジタル時代にそぐわない規制を総点検して「デジタル完結」できるように法律の一括改正をする。
2)イノベーションに対応できる新たな制度・インフラの整備へレベルアップする。
3)最後は、デジタルを前提にした「ゴールベース規制(バックキャスティング)への転換」「デジタル法制局の設置」「デジタル監視機関の設置」等行政改革を推進する。

✅行政側からの提言⁉(髙島市長)


デジタルの世界では非常に有名な市長さん、髙島市長の言うことは実行が伴う経験に基づく非常に説得力がある提言だと思います。こんな市長さんばかりにしていけば日本復活間違いなし!

福岡市で改革を進めようにも規制に引っかかる!
人に説明するのにこういう例示は分かり易い!
福岡から規制改革を提言!
縦割りと地域毎のアナログ前提の手続きをデジタルでポータビリティを実現しよう!

是非、髙島市長の視点が活かされる改革に繋がっていくようなアジャイル・ガバメント(すぐやる政府)の手本になる事例になってほしいです。

頑張れデジタル臨調!

頑張れZ世代!

☆☆☆

▼きしゃこく先生のしゃかせん「昼活」でじーじの記事を紹介いただきました。ありがとうございます。

▼月曜日にnote川柳に「おめでとうございます!」通知をいただきました。沢山のスキをありがとうございました。

【note川柳】#20:お題は「あっぱれ」(96~100)


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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▼高齢化社会・人口減少社会を白書から考えてみましょう。

▼Z世代応援団のじーじをよろしくお願いします。


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