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【じーじは見た!】 前編:NY証券取引所での岸田首相スピーチを確認してみましょう⁉

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉

じーじは、こんな記事を投稿しました。

最後に「さて、このような提言を受けて、岸田首相は、NY証券取引所や国連でどんな演説をしてきたのでしょうか?」と記していましたので、今日と明日でNY証券取引所での岸田スピーチ全文を確認してみましょう。

最近は、マスコミの餌食になっている岸田首相。
「聞くばかり」「検討ばかり」「何も決めない」レッテルを貼られてていますが、国連ではともかくNY証券取引所でのスピーチは得意の英語で国会答弁とは少し違った岸田さんが出ていたと思いますよ。

✅スピーチのつかみは抜群!ナイス⁉

揚げ足取りの日本のマスコミの呪縛から解放されて素晴らしいスピーチでした。首相官邸HPの「ニューヨーク証券取引所における岸田内閣総理大臣スピーチ」から全文(日本語訳)を紹介しますね。

  本日は、このような機会を与えていただいて感謝。
 また、私の友人であり、偉大な前任者でもある安倍元総理の事件に際し、ニューヨーク証券取引所の皆さんから示していただいた心のこもった弔意。我々日本人は、決して忘れない。ありがとう。

 私は、今から60年近く前、父の仕事の関係で、クイーンズに住んでいた。私の英語からニューヨーク・アクセントが感じられるのではないだろうか。1960年代の米国は私にとって、大らかで、多様性に満ち、活気にあふれた場所だった。子供ながらに、そうした米国の在り方、そして、米国の「自由」と「エネルギー」を貴ぶ姿勢に大きな影響を受けた。

 私の愛する野球というスポーツも、そんなニューヨークで出会ったものの一つだ。今でこそ、大谷翔平がアーロン・ジャッジとMVPをかけてデッドヒートを繰り広げ、全米が注目しているが、私が渡米した時には、日本人のメジャーリーガーは、1人もいなかった。
 その後、ちょうど私がいる間に、マーシー村上というサンフランシスコ・ジャイアンツの選手が、シェイスタジアムでのメッツ戦で、日本人として初めてメジャーのマウンドに立った。彼は、私のヒーローとなった。

 日本に戻った後、私は、高校の野球チームでプレーした。野球は、私が政治家として大切にしている「チームワーク」、「忍耐」、そして「勝負はゲームが終わるまで分からない」といった、価値を教えてくれたと思う。

 資本主義の牙城にいる今、もう一つ言っておきたいことがある。実は、私は、日本で戦後唯一の金融業界出身の総理大臣。銀行員として、外国為替や、企業再建の現場で働いた。だから、私の自由な経済活動に対する思いは、マーク・トウェインのおいしいウイスキーに対する思いと同じだ。「いくらあっても困らない」。

「ニューヨーク証券取引所における岸田内閣総理大臣スピーチ」より引用①

✅新しい資本主義は「二刀流」😊

 今日は、世界経済のど真ん中であるウォールストリートに、「日本経済は、力強く成長を続ける。確信を持って日本に投資をして欲しい。」というメッセージを届けに来た。

 私は、「新しい資本主義」という経済政策を掲げている。これは、日本経済を再び成長させるための包括的なパッケージだ。
 私も大好きな、大谷翔平になぞらえて言えば、「新しい資本主義」の特徴は、two wayだということ。「バッター」と「ピッチャー」のtwo wayならぬ、「成長」と「持続可能性」のtwo wayだ。

 繁栄と強い経済には、民間部門のクリエイティブなエネルギーが肝心だと確信している。成長のためには、このエネルギーを引き出していかねばならない。
 同時に、世界規模のインフレ、不安定なエネルギー供給、気候変動問題、少子高齢化、急速に厳しさを増す安全保障環境といった、我々の経済の制約要因となる様々なリスクに対応し、持続可能性を確保しなくてはならない。

 日本は本当に大きな変化を成し遂げられるのか。私は、それができると申し上げるためにここに来た。我々の歴史がそれを示している。明治維新と戦後の経済的奇跡が、その能力の証拠である。
 そして、今、再び日本で変革が起き始めている。

 私は、我々が直面する様々な社会課題を成長のエンジンへと転換することを提案している。そして、成長の果実を分配し、更なる成長へとつなげていく。
 こうした挑戦に向け、予算、税制、規制改革といったあらゆる政策を総動員する。

「ニューヨーク証券取引所における岸田内閣総理大臣スピーチ」より引用②
ちょっと気になるのは「成長」と「分配」と言っていた岸田さんの発言から「分配」が消えて「成長」と「サステナビリティ(持続可能性)」に日本語訳が変わっている点ですかね。

✅NY証券取引所でのスピーチを意識して⁉

 とても大切な政策の一つは、コーポレートガバナンス改革だ。
 日本がこの10年で行った様々な改革によって、日本企業の行動は大きく変わった。
 企業のROE(自己資本利益率)は顕著に上昇し、ほぼ全ての会社に独立社外取締役が入った。女性や、外国人のボードメンバーへの登用も増えていくだろう。

 ノンコア事業の切り出し、新分野へのピボットといった大胆な企業変革を行う企業も出てきている。
 近々、世界中の投資家から意見を聞く場を設けるなど、日本のコーポレートガバナンス改革を加速化し、更に強化する。

 本日、ニューヨーク証券取引所と東京証券取引所がMOU(覚書)を結ぶことにも触れたい。本年スタートした東証改革を進め、日本の国際金融市場としての復活につなげる。
 バブル崩壊から30年。我が国経済は過剰債務、過剰設備、過剰資本の解消などコストカットを図ることで、コストに敏感なスリムで引き締まった経済を実現してきた。しかし、明らかに更なる対応が必要である。
 これからの課題は、未来への投資を進め、次々と新たな価値が創造される経済を作り上げることだ。

「ニューヨーク証券取引所における岸田内閣総理大臣スピーチ」より引用③

良い事言っていますよね。
素晴らしい美辞麗句!
でもいい事言われてもつい「それはどうやって?」と突っ込みたくなるのがじーじです。
その答えは、後編で確認してみましょう!

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