【じーじは見た!】前編:令和5年度の「なでしこ銘柄」はどこに?
心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉️
みなさんは「なでしこ銘柄」をご存知ですか?
結構歴史はあって、平成24年(2012年)に経済産業省が東京証券取引所と共同で「女性活躍推進」に優れた上場企業を「なでしこ銘柄」として選定してきました。
このなでしこ銘柄が令和4年度に調査内容、評価ポイント等を一新したようです。
今回は新たな「なでしこ銘柄」を知ることで令和5年度の選定を楽しみにしたいと思います。
✅なでしこ銘柄選定方法の変革⁉️
経産省のホームページには、次のような紹介がされています。
企業は経営戦略の中に「多様性」をどのように位置づけて女性活躍推進に取りくんでいるのかをストーリーと定量的な指標で説明してください、それを評価しますからと書いてあります。
どういうことかと言うと、単年度で何となく「女性活躍」を支援している風な取組みを企業がやったとしても、その年の採用で9割が男性を採用して、女性管理職比率は2%、そんな言うだけ番長の企業ではなくて、しっかりと経営戦略と連動している企業を選びますということです。
つまり、なでしこ銘柄に選定された企業は、「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある企業だということであり、新卒採用に際して学生が企業を選ぶ尺度に適っている「選ばれる」企業だということです。
✅令和4年度のなでしこ銘柄17業種17社選定
01)食品業界 :味の素株式会社
02)エネルギー資源業界:出光興産株式会社
03)建設・資材業界 :株式会社LIXIL
04)素材・化学 :株式会社資生堂
05)医薬品業界 :大塚ホールディングス株式会社
06)自動車・輸送機業界:株式会社アイシン
07)鉄鋼・非鉄業界 :古河電気工業株式会社
08)機械業界 :株式会社小松製作所
09)電機・精密業界 :富士通株式会社
10)情報通信その他 :株式会社メンバーズ
11)電気・ガス業界 :東京瓦斯株式会社
12)運輸・物流業界 :株式会社商船三井
13)商社・卸売業界 :双日株式会社
14)小売業界 :株式会社丸井グループ
15)銀行業界 :株式会社千葉銀行
16)金融(除く銀行) :SOMPOホールディングス株式会社
17)不動産業界 :三井不動産株式会社
常連の企業もあれば、出光興産のように初選出企業もありますが、全292社が応募(経産省の調査に回答)した中から選ばれた17社ですので、企業戦略にしっかりと多様性に寛容なストーリーが描かれて、定量的な指標が年々女性活躍を物語っている実績を伴っている企業だと言えます。
✅どんな定量情報を比較しているのか?
① 女性役員比率
② 女性取締役比率
③ 女性社内取締役比率…社外役員に女性を起用というのは増えてきているものの社内から取締役が出ている日本企業はまだまだ少ないのが現状です。
④ 女性執行役員比率
⑤ 女性管理職比率
⑥ 女性係長相当職数比率
⑦ 女性正社員採用比率…女性採用が少ないのに女性管理職比率を高めたりできませんので重要な指標です。
⑧ 女性正社員比率
⑨ 正社員の平均勤続年数の男女差異…急に女性活躍に取り組み始めた(始めたフリをする)企業と昔から多様性を大切にしてきた会社との間で差が出てくる指標です。
⑩ 男性正社員の育休取得率
⑪ 男性正社員の育休の平均取得日数
⑫ 正社員の1か月あたりの平均法定外労働時間…子育て中の夫婦が男性であれ女性であれ、子育てとの両立がやりやすい会社というのは、残業前提の業務の組み立てになっていない会社ではないでしょうか?この⑩~⑫あたりの指標は言うだけ番長企業と本当に社員が働き易い会社を見分ける企業の品格を表わしている指標と言えるかもしれません。
⑬ 正社員の年次有休取得率
⑭※ えるぼし・くるみん
※「えるぼし認定」とは、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(以下、「女性活躍推進法」)に基づき、一定基準を満たし、女性の活躍促進に関する状況などが優良な企業を認定する制度です。
「くるみん認定」とは、女性の仕事と育児の両立をサポートの一定基準を満たした企業に対し、厚生労働大臣が「子育てサポート企業」として認める制度です。
前半はここまでです。
なでしこ銘柄に選ばれるというのは、どんなことが評価されるのか、定量的な指標を中心に見てきました。
後編では、なでしこ銘柄に選ばられた17社の事例をいくつか見てみることにしましょう。
★★★
(おまけ)
▼昨日の投稿が「777」日連続投稿になりました。1000日連続投稿が視界に入ってきました。並びのきれいな数字なので記念に記録しておきます。
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