生活に関わるプラスチック製品をより強く意識する七月。
気が付けば7月も最終週。私の住むビクトリア州では二週間に渡る5度目のロックダウンが一昨日の午後11:59をもって終了と政府よりアナウンスがあり、ほっ。そういえば、「プラスチックフリー ジュライ」というイベントを知っているだろうか。これは7月の一か月間、プラスチックを出来るだけ使わない生活に挑戦しようというもので、2011年にオーストラリアで始まった参加型のイベント。今では世界中で取り組まれているもので私は去年から参加している。
私のゴミゼロ、特にプラスチックごみを減らすことに重きを置いた長い旅が2019年に始まった訳だけれど、プラスチックに溢れた世界で生きる今、そう簡単に旅は進まない。ごみを減らすといとことでいってもなんだか漠然としているので、まずは家中にあるゴミ箱の中身をチェックすることから始める。これはごみを減らすための一番の肝といっても過言ではないと思うので、ふとした時にチェックしている。スポーツでも何でも立ち向かう相手の情報収集は必須でしょ?そんな感覚。
(これはロックダウン中、袋をお断りする前にこの状態で渡されてしまったもの。普段はマイ巾着が使えるけれど)
私の家では一般ごみ用とリサイクルの二つのゴミ箱がある。ちなみに、私の住むオーストラリアでは一般ごみは「埋め立て」が基本。リサイクルされないものは全て埋め立てられてしまうということ。まず、このことを改めて認識したことで、自分のゴミ問題に対する意識がより高まった。
話を戻そう。私のゴミの内容といえば、食料品のパッケージ、生ごみ、食料品以外のパッケージゴミがほとんど。それまでパッケージの量になんて気にも留めていなかったけれど。むしろ、今思えば綺麗に包装されたものを商品棚の奥から取り出して購入するようなタイプだった。けれど、このゴミ箱チェックを機に私のお買い物における優先事項はガラリと変わった。
“パッケージフリー(包装されていないもの)”がベストではあるけれど、なるべくシンプルに包装されているものを手に取るように。幸い、オーストラリアのスーパーでは野菜類は袋詰めされていないことの方が多いので、この点助かった。日本のように自由にもらうことが出来るビニール袋も野菜売り場に備え付けてあるけれど、それを貰ってしまっては本末転倒であるのでスルー。ジャガイモのようなコロコロしてしまうものは、持参の巾着に入れて。巾着を忘れてしまった時は、これもオーストラリアならではだと思うけれど、キノコ売り場に置いてある紙袋を拝借。この紙袋も結局は使い捨てになってしまうので、なるべく貰わないスタンスではあるけれど。
(シンプルに袋いりませんと伝え、マイバックを渡したもののビニール袋に入れられてしまった図)
オーストラリアのいいところは、道の駅感覚でマーケットが各地にあるところ。週末になるとファーマーズマーケットが開催される地域もあり、生産者さんから直接野菜や果物等を購入できるところも良い。日本の道の駅でもその地域の生産者さんが販売する生鮮食品を購入することが出来るけれど、透明のビニール袋に入っていることが殆どのように思う。その点、こちらでは袋詰めされていない野菜や果物だけでその週に必要なお買い物を終えることが出来る。そのうち、メルボルン近郊のマーケットやファーマーズマーケットについてまとめてみるのもいいかもしれない。
と、ここまで書き終えたところで、なんだかいつも同じようなことを書いているような気がしてならない。特に今はプラスチックごみに関連したことを毎日書き綴っているので、なんだかデジャヴ。でもそれくらい特に生きていく上で欠かせない“食事“に関わるゴミを減らすことは大切だけど難しい。
(袋いりません運動は失敗してしまうこともあるけれど、続けることが大切)
オーストラリアでは、スーパーやマーケット、量り売り専門の店舗も豊富にあるのでパッケージフリーに取り組みやすいけれど、さて日本ではどうだろう?と考えることもしばしば。今後外国への移動が可能になった暁には、彼とロードトリップスタイルで3か月程日本を旅しようと計画中。その時も自分たちの出すゴミは最小限にしたいので、これから旅先と照らし合わせながらお店や農家さんやマーケット等探しを始めなきゃな~と考えているところ。
(写真は2018年に彼が来日し、一か月間一緒に金沢で過ごした時のもの)
ちなみに、私なりのプラスチックフリー活動は私のインスタグラムに1か月間毎日投稿してみたので、良かったら覗いてみてください。