子どもの勉強で「興味のあること」をインプットするよりも大事なこと
今、世の中には「好きなことを学ぼう!」という風潮に溢れています。
大人に対しても、子どもに対しても、そうですよね!特にここ最近は、子どもに興味のある事をどんどん学ばせようとする傾向が強いと感じています。
でもぼく思うんです。
「好きなことを学ぶ」だけじゃダメだ
今日の記事では、どうして「好きなことを学ぶ」だけじゃダメなのかという理由について、お伝えしようと思います。
あなたのインプットの時間、3分だけ!、この記事にください!!!笑
「学ぶ」というイメージ
みなさんは、「学ぶ」と聞くと、どんな事をイメージされますか?
「学ぶ」と言われると
「本を読む」「人の話を聞く」
が、よくある「学ぶ」のイメージだと思います。
学校でも「教科書を読む」「先生の話を聞く」
が、勉強のパターンだと思います。
でも、こういうお子さん(あるいは、大人でも)いませんか?
「話をずっと聞いているだけじゃいや」
「教科書を読んでいると眠たくなる」
その気持ち、とても分かります。ぼく自身も子どものころ、同じ感覚をもった事があるからです。もしかしら今もかもしれません(笑)
こうして、「学ぶ」=つまらない みたいなイメージをどんどん蓄積させてしまうんですよね。
ここで、立ち止まって考えてみましょう。なぜ「学ぶ」=つまらないになってしまったのか。
学びの「イメージ」の固着化が起きている!
子どもが、学ぶことをつまらなく感じているとき
学びが「インプット」だけに偏っている
という現象が起きたちではありませんか?
例えば極端な礼を示しますね。
音楽大好きで、ピアノの教則本や「すぐ弾けるJ-pop」みたいな本をたくさん買ったとします。
それも全部目を通しました。
でも、ピアノには弾いていません。
それでは、いくら「大好きなピアノが弾けるようになりたい」と思って本を読んでも(インプット)、ピアノを弾いたり、曲を歌ったりする練習(アウトプット)ができていないから、ピアノで曲が弾けるようになる(目標)ことにはいたりませんね。
(※上の例は、ぼくの実例です...笑)
アウトプットが重要!とりあえずやればいい!・・・のか?
例えば、子どものころに取り組んだ、簡単なアウトプットって、なんだったと思いますか?
そうそう、あれですよね
ドリル
これって、単調で、つまらない!と感じた人、いませんか?
そうなんです、アウトプットも、「ただやればいい」のではなく、質や取り組み方の工夫が必要なんですよね!
※(今休校中、学校先生たちって本当に工夫して、ドリルだけにならないように宿題を出していること、よくわかるので、本当に頭の下がる思いです...)
では、どのようにアウトプットを工夫したらいいと思いますか?
アウトプットに➕αするといいものは?
ここまで読んでいただいて、
「大人のアウトプットが重要」ってわかっていたけど
「確かに子どものアウトプットまで意識していなかった」と共感してくださった方、ありがとうございます!
ここからは、一緒に子どものアウトプットについて考えていただければ嬉しいです。
例えば、単調なドリル。これは、ずっとこればかりやり続けることに意味を感じなくなる人もいるかもしれません。
では、どんなことをプラスしていったらいいと思いますか?
例えば、
・「今日取り組んでかかった時間」とか、「取り組んだ感想」などを、一言添える
なんてどうでしょうか。
毎日やるにつれて短い時間で取り組めている実感などが自分で分かるようになり、モチベーションアップに繋がりますよね!
それから、
・ノートの端っこに、自分でイラストを書いて自分にメッセージを送ってみる。
こういうことを許すだけで、子どもたちもが
「自分で自分のモチベーションをあげる」(=自分で自分のご機嫌とりをする)
ようになり、学習を自分でコントロールできるようになります。
ここまで、
単調なアウトプット➕自分の好きなもの、自分の成長の記録
で、アウトプットの取り組みを変化させることができましたね!
でも、ここで終わりだったら、なんか寂しくないですか?笑
そもそも、どんなことがアウトプットになりそうでしょうか?
そうなんです。ここまで書いてると、意外と自分たちのアウトプットのバリエーションが少ないことに、気づかされるんですよ。
大人だったら、話を聞いてもらう対象を変えるとか、意識的に別のコミュニティに入ることをすれば、アウトプットのやり方って変わるんですよね。
でも子どもにとってそれはかなりハードルが高い(身近な人の手助けがないとかなりできにくいと思われる)
そのため、アウトプットの種類をふやすことで、いろいろな表し方も学べるし、気分転換にもなるし、何より
楽しい!
んです。
例えば
・勉強したことを使って、替え歌を作る
・マンガ風に、自分の言いたいことをかく
・小説風に、学んだことを綴る
・カルタを作って、学んだことの集大成をする
・折り紙とかアート作品で、学んだことを表現する
・計算とすごろくをコラボさせて、自分で作ってみる
のように、遊びの要素が入ったアウトプットをするとか
こんなこともありかなと思うのは
・ふざけながら九九を言ってみる(世界のナベアツさんとか、思い出しちゃいますよね…)
・利き手じゃない方で漢字を書いてみる
とか・・・
とにかく「ふざける」
そんなことも、案外記憶に残るんですよ!
インプット・アウトプットを通して、頭に残るためには?
ここまで読んでいただき、学びの一連のプロセスの中で大事なことが見えてきましたね!それはなんだと思いますか?
それは
・学んだことを、工夫してアウトプットをし、使ってみること
・使ったことを、どんな形でもいいから、自分で意味や文脈をつけること
です!
脳の神経細胞は、「関連付ける」ことでより記憶が強化されると言われますよね。
子どもの「記憶に残る」学習のためにも、アウトプットを工夫してみましょう!
Special thanks
考える時間ときっかけをくださった英語コーチのTakuyaさんMuchas gracias!!