
経済リポートまとめ2.0 23:59 20250224
1. 株式市場
1-1. 米国
米国株は3日連続の下落
S&P 500 -0.4%
ダウ横ばい
ナスダック -0.9%
主な下落銘柄
マイクロソフト -1.9%(28週間ぶりの安値、$399.62)
ブロードコム -2.6%
テスラ -2.2%
メタ -2.0%
主な上昇銘柄
アップル +1%($500B投資計画・2万人雇用創出を発表)。
Nvidia(決算前)-0.4%
PCEレポート(FRBのインフレ指標)とQ1 GDP第2次推計が市場の焦点。
1-2. カナダ
TSX横ばい(25,150ポイント)。
エネルギー株が主導
インペリアル・オイル +0.8%
セノバス +0.5%
金鉱株も上昇
アグニコ・イーグル +0.5%
フランコ・ネバダ +0.5%
カナダとメキシコは米国の25%関税回避に向けた交渉を強化。
1-3. ブラジル
Ibovespa横ばい(127,200ポイント)。
インフレ懸念が継続(2025年5.65%、2026年4.4%)。
消費者信頼感指数 83.6(2022年8月以来の低水準)。
主な下落銘柄
Ambev、Companhia Sanea、Rede D'Or、Banco Bradesco -0.5%~-1.5%。
主な上昇銘柄
Vale、BB Seguridade、Raia Drogasilが指数を支える。
2. 債券市場
2-1. 米国
10年債利回り 4.4%(2.5か月ぶりの安値)。
PCEレポート(FRBのインフレ指標)が市場の焦点。
Q1 GDP成長率は2.3%と予想。
ダラス連銀製造業指数 -8.3(前月+14.1)。
新規受注 -3.5
生産指数 -9.1
価格圧力が上昇(原材料価格指数 35.0)。
2-2. イスラエル
BOI(イスラエル中銀)は金利4.5%を9回連続で据え置き。
1月のインフレ率 3.8%(前月3.2%)、中銀目標(1-3%)を超える。
Q4 GDP成長率 2.5%(前期5.3%から減速)。
中銀は市場の安定化とインフレ抑制を優先。
3. コモディティ市場
3-1. 貴金属
金 $2,940(過去最高値付近)。
トランプ政権の新関税(木材・製薬・自動車・半導体)が影響。
SPDR Gold Trust保有量 904.38トン(2023年8月以来の高水準)。
FRBの利下げ期待は6月以降に後ずれする可能性。
3-2. 産業用金属
亜鉛 $2,880/トン(1か月ぶりの高値から調整)。
ベトナムが中国製鋼材に新関税導入。
米国、韓国、ブラジルも関税強化を検討。
中国の亜鉛製錬生産が7%減少。
世界最大の亜鉛鉱山(アラスカのRed Dog)が2025年に減産予定。
ニッケル $15,500/トン(4年ぶりの安値圏)。
インドネシアが採掘許可を270Mトン→150Mトンに削減検討(35%供給減)。
中国のニッケル製錬増産が供給過剰感を強める。
新型電池技術によりニッケル需要減少。
銅 $4.55/ポンド(2週間ぶりの安値)。
米国の関税対象から除外され、供給リスク緩和。
中国の銅製錬業の過剰生産が続く。
政府は新製錬所の建設制限を検討。
年初来+13%(米国工場活動回復・中国の財政刺激策)。
バルチック海運指数 1,002(1か月ぶりの高水準)。
8日連続の上昇。
ケープサイズ +48ポイント(1,039ポイント)。
パナマックス +7ポイント(1,177ポイント)。
スープラマックス +9ポイント(895ポイント)。
3-3. エネルギー
暖房油 $2.43/ガロン(供給回復で下落)。
クルド原油輸出再開の可能性。
ウクライナ停戦交渉がロシア産原油の供給拡大につながる可能性。
OPEC+の増産が原油市場を圧迫。
EIAのディスティレート在庫 -200万バレル。
4. 為替市場
韓国ウォン +0.63%(USD/KRW)。
ポーランドズロチ +0.41%
トルコリラ +0.31%
米ドル指数(DXY)+0.06%
ユーロ +0.01%
日本円 +0.02%
メキシコペソ -0.39%(3年ぶりの安値圏、20.5/USD)。
Banxicoは3月に50bpの利下げを検討。
メキシコGDP -0.6%(2021年Q3以来の最低)。
3月4日までにトランプ政権の関税阻止を目指す。
5. まとめ
株式市場
米国株は3日連続の下落、マイクロソフト -1.9%、ナスダック -0.9%。
カナダTSX横ばい、エネルギー株と金鉱株が支える。
ブラジルIbovespa横ばい、インフレ懸念と消費者信頼感低下が影響。
コモディティ市場
金は過去最高値付近($2,940)。
銅は米国関税回避で下落、年初来+13%。
バルチック海運指数は1か月ぶりの高水準(1,002)。
暖房油は供給回復で下落($2.43/ガロン)。
為替市場
韓国ウォン +0.63%、メキシコペソ -0.39%(3年ぶりの安値圏)。
メキシコは3月4日までに関税回避交渉。
1. 株式市場
1-1. 米国
米国株は3日ぶりに上昇
S&P 500 +0.4%
ナスダック 100 +0.4%
ダウ +310ポイント
市場はPCEレポート(FRBのインフレ指標)とQ1 GDP第2次推計に注目。
主要企業決算
Nvidia(水曜):株価+2.5%
Home Depot & Lowe’s(今週)
バークシャー・ハサウェイ +1%(営業利益の増加)。
アップル +0.6%($500B投資計画と2万人の雇用創出を発表)。
マイクロソフト -1%(データセンターリースの一部解約報道で24週間ぶりの安値 $403.69)。
1-2. ブラジル
Ibovespa横ばい(127,200ポイント)。
ブラジル中銀のFocus Bulletinでインフレ見通し悪化
2025年:5.65%(前週5.6%)
2026年:4.4%
消費者信頼感指数 83.6(2022年8月以来の低水準)。
主な下落銘柄
Ambev、Companhia Sanea、Rede D'Or、Banco Bradesco -0.5%~-1.5%。
主な上昇銘柄
Vale、BB Seguridade、Raia Drogasilが指数を支える。
2. 債券市場
2-1. 米国
10年債利回り 4.4%(2.5か月ぶりの安値)。
PCEレポート(FRBのインフレ指標)が市場の焦点。
Q1 GDP成長率は2.3%と予想。
サービス業の収縮が経済成長懸念を強める。
2-2. イスラエル
BOI(イスラエル中銀)は金利4.5%を9回連続で据え置き。
1月のインフレ率 3.8%(前月3.2%)、中銀目標(1-3%)を超える。
Q4 GDP成長率 2.5%(前期5.3%から減速)。
中銀は市場の安定化とインフレ抑制を優先。
3. コモディティ市場
3-1. 産業用金属
亜鉛 $2,880/トン(1か月ぶりの高値から調整)。
ベトナム、中国製鋼材に新関税導入。
米国、韓国、ブラジルも関税強化を検討。
中国の亜鉛製錬生産が7%減少。
世界最大の亜鉛鉱山(アラスカのRed Dog)が2025年に減産予定。
ニッケル $15,500/トン(4年ぶりの安値圏)。
インドネシアが採掘許可を270Mトン→150Mトンに削減検討(35%供給減)。
中国のニッケル製錬増産が供給過剰感を強める。
新型電池技術によりニッケル需要減少。
銅 $4.55/ポンド(2週間ぶりの安値)。
米国の関税対象から除外され、供給リスク緩和。
中国の銅製錬業の過剰生産問題続く。
政府は新製錬所の建設制限を検討。
年初来+13%(米国工場活動回復・中国の財政刺激策)。
3-2. エネルギー
欧州TTF天然ガス -6週間ぶりの安値(€45.5/MWh)。
気温上昇で需要減少、米露停戦交渉進展の可能性。
EUのガス貯蔵率41%(例年より早く減少)。
次冬の備蓄リスクに注目。
4. インフレ
4-1. ユーロ圏
CPI 2.5%(6か月ぶりの高水準)。
エネルギー価格 +1.9%(前月0.1%)。
食品・酒類・タバコ 2.3%(前月2.6%)。
コアCPI 2.7%(5か月連続で変化なし)。
月次CPI -0.3%(前月+0.4%)。
4-2. クロアチア
CPI 4%(10か月ぶりの高水準)。
住宅・光熱費 4.2%(前月2.8%)。
交通 3%(前月1.6%)。
娯楽・文化 5.8%(前月4.9%)。
月次CPI +0.1%(前月+0.1%)。
4-3. チリ
PPI 12.7%(6か月ぶりの高水準)。
電力価格 +26%(前月+23.5%)。
鉱業 +15%(前月+12.6%)。
製造業 +5.7%(前月+5.6%)。
月次PPI +2.2%(前月+0.2%)。
5. 経済指標
5-1. ブラジル
消費者信頼感指数 83.6(2022年8月以来の低水準)。
高金利・インフレ・財政赤字への懸念。
期待指数 87.3(前月91.6)に低下。
現在の家計状況指数 79.4(前月79.4)で横ばい。
5-2. ラトビア
失業率 6.9%(Q4)、前期6.7%、前年6.8%。
失業者数 63.8千人(前期比+0.8千人)。
若年失業率 13.6%(前期13%)。
5-3. タイ
国内新車販売 -12.26%(前年比)、前月-20.94%。
20か月連続の減少、高家計債務による自動車ローンの引き締め。
生産台数 -24.63%(107,103台)。
輸出台数 -28.13%(62,321台、33か月ぶりの低水準)。
中国メーカーとの競争が激化。
6. まとめ
株式市場
米国株は3日ぶりの上昇、Nvidia決算に注目。
ブラジルIbovespa横ばい、インフレ懸念が圧力。
イスラエルは金利据え置き(4.5%)。
コモディティ市場
鉄鋼価格は中国の景気刺激策で高水準。
銅は米国関税回避で下落、年初来+13%。
欧州天然ガスは供給懸念で下落。
インフレ
ユーロ圏 2.5%、クロアチア 4%、チリPPI 12.7%。
ブラジル消費者信頼感は2年半ぶりの低水準。
1. 株式市場
1-1. 米国
米国株先物は反発
S&P 500 +0.5%
ナスダック 100 +0.4%
ダウ +310ポイント
市場はPCEレポート(FRBのインフレ指標)とQ1 GDP第2次推計に注目。
主要企業決算
Nvidia(水曜)
Home Depot & Lowe’s(今週)
バークシャー・ハサウェイ +1%(営業利益の増加)。
アップル -0.6%($500B投資計画と2万人の雇用創出を発表)。
1-2. インド
BSE Sensex -1.1%(74,454ポイント、2024年6月以来の安値)。
5日連続の下落。
IT株と銀行株が下落、オート株が上昇。
外国資本流出が市場を圧迫。
米国PCE指数、GDP第2次推計、FRB高官発言に注目。
1-3. ロシア
MOEXロシア指数 3,300ポイント(9か月ぶりの高値)。
米露の停戦交渉進展が期待される。
ガスプロム +70%(昨年11月の記録的安値から回復)。
ズベルバンク、ロスネフチ、ルクオイルも6か月ぶりの高値。
ルサール(香港)+50%(アルミ輸出再開期待)。
2. コモディティ市場
2-1. 鉄鋼
CNY 3,300/トン(1か月ぶりの高値)。
中国の地方政府がCNY 50Bの住宅・土地買収ファンドを設立。
中国政府の景気刺激策(新規国債発行が前年の2倍)。
保護主義の影響
ベトナム:ホットロールドコイルに関税
米国:全鉄鋼製品に関税
ブラジル、韓国、インド:輸入制限を検討
中国の2024年鉄鋼輸出は過去最高(12月9.7Mトン、前年比+26%)。
2-2. 銅
$4.55/ポンド(2週間ぶりの安値)。
米国は関税対象外とし、供給リスクが緩和。
中国の製錬業の過剰生産が続く。
政府は新製錬所建設の制限を検討。
年初来+13%(米国工場活動回復・中国の財政刺激策)。
2-3. 天然ガス
欧州TTF -6週間ぶりの安値(€45.5/MWh)。
気温上昇で需要減少、米露停戦交渉進展の可能性。
EUのガス貯蔵率41%(例年より早く減少)。
次冬の備蓄リスクに注目。
3. 債券市場
3-1. 米国
10年債利回り 4.4%(2.5か月ぶりの安値)。
PCEレポート(FRBのインフレ指標)が市場の焦点。
Q1 GDP成長率は2.3%と予想。
サービス業の収縮が経済成長懸念を強める。
3-2. ドイツ
10年債利回り +3bps(2.49%)。
CDU/CSUの勝利で成長政策期待が上昇。
AfDと左派が3分の1の議席を獲得し、主要政策の合意形成が困難に。
4. インフレ
4-1. ユーロ圏
CPI 2.5%(6か月ぶりの高水準)。
エネルギー価格 +1.9%(前月0.1%)。
食品・酒類・タバコ 2.3%(前月2.6%)。
コアCPI 2.7%(5か月連続で変化なし)。
月次CPI -0.3%(前月+0.4%)。
4-2. クロアチア
CPI 4%(10か月ぶりの高水準)。
住宅・光熱費 4.2%(前月2.8%)。
交通 3%(前月1.6%)。
娯楽・文化 5.8%(前月4.9%)。
月次CPI +0.1%(前月+0.1%)。
4-3. チリ
PPI 12.7%(6か月ぶりの高水準)。
電力価格 +26%(前月+23.5%)。
鉱業 +15%(前月+12.6%)。
製造業 +5.7%(前月+5.6%)。
月次PPI +2.2%(前月+0.2%)。
4-4. マルタ
CPI 1.8%(2021年10月以来の低水準)。
月次CPI +0.4%(前月-0.4%)。
食料・非アルコール飲料 1.8%(前月2.0%)。
住宅・光熱費 0.6%(前月0.9%)。
交通 4.4%(前月3.7%)。
5. 経済指標
5-1. ブラジル
消費者信頼感指数 83.6(2022年8月以来の低水準)。
高金利・インフレ・財政赤字への懸念。
期待指数 87.3(前月91.6)に低下。
現在の家計状況指数 79.4(前月79.4)で横ばい。
5-2. ラトビア
失業率 6.9%(Q4)、前期6.7%、前年6.8%。
失業者数 63.8千人(前期比+0.8千人)。
若年失業率 13.6%(前期13%)。
5-3. タイ
国内新車販売 -12.26%(前年比)、前月-20.94%。
20か月連続の減少、高家計債務による自動車ローンの引き締め。
生産台数 -24.63%(107,103台)。
輸出台数 -28.13%(62,321台、33か月ぶりの低水準)。
中国メーカーとの競争が激化。
6. まとめ
株式市場
米国株先物は反発、Nvidia決算に注目。
インドBSE Sensexは5日連続の下落(2024年6月以来の安値)。
ロシアMOEXは9か月ぶりの高値(米露停戦交渉期待)。
コモディティ市場
鉄鋼価格は中国の景気刺激策で高水準。
銅は米国関税回避で下落、年初来+13%。
欧州天然ガスは供給懸念で下落。
インフレ
ユーロ圏 2.5%、クロアチア 4%、チリPPI 12.7%。
ブラジル消費者信頼感は2年半ぶりの低水準。
1. 株式市場
1-1. 欧州
① イタリア
FTSE MIB -0.4%(38,250ポイント)。
ドイツ選挙の影響を消化しながら週のスタートは低調。
CDU/CSU(28.6%)、AfD(20.8%)、SPD(16.4%)。
主要下落銘柄
プライスミアン -3.8%
テナリス -1.6%
バンカ・ジェネラリ -1.5%
STマイクロエレクトロニクス -1.2%
上昇銘柄
サイペム +1.2%(ノルウェーのサブシー7との$4.63B合併発表)。
② フランス
CAC 40 -0.6%(8,111ポイント)。
ドイツ選挙後の市場調整が続く。
主要下落銘柄
シュナイダー・エレクトリック -4.8%
ルグラン -1.9%
アコール -1.6%
アルセロール・ミッタル -1.3%
高級ブランド株も下落
ケリング -0.9%
LVMH -1.0%
エルメス -1.3%
上昇銘柄
タレス +1.5%(米国のウクライナ支援縮小懸念で防衛関連が買われる)。
③ ドイツ
DAX 一時+0.8%も上昇幅を縮小。
CDU/CSUが選挙勝利、AfDが史上最高の20.8%を獲得。
連立交渉は数週間~数か月かかる見込み。
主要上昇銘柄
フォノビア +4.3%(不動産株が買われる)。
銀行株・自動車株も堅調(BMW +2.2%、メルセデス・ベンツ +1.7%、VW +1.5%)。
防衛関連のラインメタル +3.9%。
主要下落銘柄
シュナイダー・エレクトリック -4.5%。
シーメンスエナジー -4.5%。
プロサス NV -8%(Just Eat Takeaway.comの€4.1B買収が影響)。
④ 英国
FTSE 100 横ばい。
防衛株が上昇、鉱業株が下落。
上昇銘柄
BAEシステムズ +2%(ドイツ選挙後の防衛支出拡大期待)。
セントリカ(3日連続上昇、一年ぶりの高値)。
下落銘柄
アングロ・アメリカン -2.4%
フレズニージョ -2.0%
アンフォファガスタ -1.8%
リオ・ティント -1.4%(ベトナムが中国の鉄鋼輸出に関税導入へ)。
B&M -5%(利益見通し引き下げ、CEO退任発表)。
2. 債券市場
2-1. 米国
10年債利回り 4.4%(2.5か月ぶりの安値)。
PCEレポート(FRBのインフレ指標)に市場の注目が集まる。
Q1 GDP成長率は2.3%と予想されている。
サービス業の収縮が経済成長懸念を強め、利下げ観測が高まる。
2-2. 英国
10年ギルト利回り 4.6%(3週間ぶりの高水準)。
ドイツ選挙後の財政政策変更期待が影響。
英国のスタグフレーション懸念(インフレ3%・PMI50.5・雇用悪化)。
市場はBOEの年内2回の利下げを織り込む。
2-3. ドイツ
10年債利回り +3bps(2.49%)。
CDU/CSUの勝利で債務制限緩和の可能性が高まり、成長政策期待が上昇。
防衛支出増加の可能性が市場の注目を集める。
3. コモディティ市場
3-1. エネルギー
天然ガス(米国) -6.0%(生産回復と温暖な気候が影響)。
WTI原油 -0.25%
ブレント原油 -0.19%
天然ガス(欧州TTF)+1.15%
3-2. 農産物
米 -2.43%
パーム油 -1.48%
小麦 -1.29%
コーヒー +1.11%
菜種 +0.99%
オレンジジュース +0.90%
3-3. 金属
銅 $4.55(2週間ぶりの安値)。
米国の関税対象外となり、供給懸念が緩和。
中国の銅製錬業の過剰生産問題が続く。
北京は新しい製錬所の供給制限を求める可能性。
銅先物は年初来+13%。
鉄鉱石 CNY 830(7か月ぶりの高値付近)。
中国政府がCNY 693Bの国債を発行、景気刺激策の進展を示唆。
不動産市場の安定化期待が鉄鉱石需要を支援。
BHPは中国経済の回復と中央銀行の利下げが貴金属需要を支えると予測。
銀 $32.50/オンス(米ドル安、貿易不安、ウクライナ情勢で上昇)。
4. インフレ
4-1. ユーロ圏
CPI 2.5%(6か月ぶりの高水準)。
エネルギー価格 +1.9%(前月0.1%)。
食品・酒類・タバコ 2.3%(前月2.6%)。
コアCPI 2.7%(5か月連続で変化なし)。
4-2. クロアチア
CPI 4%(10か月ぶりの高水準)。
住宅・光熱費 4.2%(前月2.8%)。
交通 3%(前月1.6%)。
娯楽・文化 5.8%(前月4.9%)。
5. まとめ
欧州株はドイツ選挙結果を消化、DAXが堅調(+0.8%→上昇幅縮小)。
銅価格は米関税回避で下落、鉄鉱石は中国の景気回復期待で高値圏。
ユーロ圏のインフレは6か月ぶりの高水準(2.5%)。
1. 株式市場
1-1. 欧州
① イタリア
FTSE MIB -0.4%(38,250ポイント)。
ドイツ選挙の影響を消化する中、週のスタートは低調。
ドイツ選挙結果:CDU/CSU(28.6%)、AfD(20.8%)、SPD(16.4%)。
主要下落銘柄
プライスミアン -3.8%
テナリス -1.6%
バンカ・ジェネラリ -1.5%
STマイクロエレクトロニクス -1.2%
上昇銘柄
サイペム +1.2%(ノルウェーのサブシー7との$4.63B合併発表)。
② フランス
CAC 40 -0.6%(8,111ポイント)。
ドイツ選挙後の市場調整が続く。
主要下落銘柄
シュナイダー・エレクトリック -4.8%
ルグラン -1.9%
アコール -1.6%
アルセロール・ミッタル -1.3%
高級ブランド株も下落
ケリング -0.9%
LVMH -1.0%
エルメス -1.3%
上昇銘柄
タレス +1.5%(米国のウクライナ支援縮小懸念で防衛関連が買われる)。
③ ドイツ
DAX 一時+0.8%も上昇幅を縮小。
CDU/CSUが選挙勝利、AfDが史上最高の20.8%を獲得。
連立交渉は数週間~数か月かかる見込み。
主要上昇銘柄
フォノビア +4.3%(不動産株が買われる)。
銀行株・自動車株も堅調。
主要下落銘柄
シーメンスエナジー -3.8%。
④ 英国
FTSE 100 横ばい。
防衛株が上昇、鉱業株が下落。
上昇銘柄
BAEシステムズ +2%(ドイツ選挙後の防衛支出拡大期待)。
セントリカ(3日連続上昇、一年ぶりの高値)。
下落銘柄
アングロ・アメリカン -2.4%
フレズニージョ -2.0%
アンフォファガスタ -1.8%
リオ・ティント -1.4%(ベトナムが中国の鉄鋼輸出に関税導入へ)。
B&M -5%(利益見通し引き下げ、CEO退任発表)。
2. 債券市場
2-1. 米国
10年債利回り 4.4%(2.5か月ぶりの安値)。
PCEレポート(FRBのインフレ指標)に市場の注目が集まる。
Q1 GDP成長率は2.3%と予想されている。
サービス業の収縮が経済成長懸念を強め、利下げ観測が高まる。
2-2. 英国
10年ギルト利回り 4.6%(3週間ぶりの高水準)。
ドイツ選挙後の財政政策変更期待が影響。
英国のスタグフレーション懸念(インフレ3%・PMI50.5・雇用悪化)。
市場はBOEの年内2回の利下げを織り込む。
2-3. ドイツ
10年債利回り +2bps(2.48%)。
CDU/CSUの勝利で債務制限緩和の可能性が高まり、成長政策期待が上昇。
防衛支出増加の可能性が市場の注目を集める。
3. コモディティ市場
3-1. エネルギー
天然ガス(米国) -5.43%
WTI原油 -0.25%
ブレント原油 -0.19%
天然ガス(欧州TTF)+1.15%
3-2. 農産物
米 -2.43%
パーム油 -1.48%
小麦 -1.29%
コーヒー +1.11%
菜種 +0.99%
オレンジジュース +0.90%
3-3. 貴金属
銀 $32.50/オンス(米ドル安、貿易不安、ウクライナ情勢で上昇)。
4. インフレ
4-1. オーストリア
CPI 3.2%(市場予想3.3%)。
前月2%から上昇(2024年5月以来の高水準)。
住宅・光熱費 4.4%(前月0.2%)。
交通 2.4%(前月1%)。
娯楽・文化 3.5%(前月2.1%)。
レストラン・ホテル 5.6%(前月6.2%)。
月次CPI +1%(市場予想1.1%)。
5. まとめ
株式市場
欧州株はドイツ選挙結果を消化、DAXが堅調(+0.8%→上昇幅縮小)。
イタリアFTSE MIB -0.4%、フランスCAC 40 -0.6%。
英国FTSE 100は横ばい、防衛株上昇、鉱業株下落。
ハンセン指数 -0.6%(米中貿易緊張再燃)。
債券市場
米10年債利回り 4.4%(2.5か月ぶりの安値)、経済成長懸念が強まる。
英10年ギルト 4.6%(3週間ぶりの高値)、インフレ3%・PMI50.5・雇用悪化。
ドイツ10年債利回り +2bps(2.48%)、成長政策期待。
コモディティ市場
天然ガス(米国) -5.43%、WTI原油 -0.25%、ブレント原油 -0.19%。
銀 $32.50/オンス(貿易不安、ウクライナ情勢で上昇)。
米 -2.43%、パーム油 -1.48%、小麦 -1.29%。
インフレ
オーストリアCPI 3.2%(市場予想3.3%)。
住宅・光熱費 4.4%、交通 2.4%、娯楽・文化 3.5%。
1. 経済指標
1-1. トルコ
① 設備稼働率
74.5%(前月74.6%)と2年ぶりの低水準。
耐久消費財(70.5% vs. 71.1%)と投資財(71.6% vs. 73.5%)が低下。
非耐久財(73.5% vs. 72.9%)、消費財(73% vs. 72.6%)、中間財(75.3% vs. 73.1%)が上昇。
2024年2月の設備稼働率は76.4%だった。
② 企業景況感
102.4(前月100.9)と8か月ぶりの高水準。
輸出受注の期待指数 121.9(前月117.5)。
雇用見通し 103.6(前月99.5)。
生産見通しは115(前月117.9)とやや低下。
完成品在庫の評価 97.2(前月98)とややネガティブ。
固定投資支出 108.5(前月109.3)とわずかに低下。
1-2. スイス
① 非農業部門雇用
Q4雇用者数 5.534M(前年比+0.9%)で過去最高を更新。
工業部門 +0.6%(1.131M)、主要部門の伸び
鉱業・採石業 +2.7%
製造業 +0.1%
電力・ガス・空調供給 +4.8%
水供給・廃棄物管理 +1%
建設 +1%
サービス部門 +1%(4.403M)
輸送・倉庫 +3.4%
水上・航空輸送 +13.1%
管理・支援サービス +4.5%
2. 株式市場
2-1. 欧州
ドイツ選挙で保守派(CDU)勝利を受けて市場が上昇。
ドイツDAX先物 +1%、ユーロストックス50 +0.7%、ストックス600 +0.6%。
市場は新政権の財政改革と債務制限緩和に注目。
米国の関税リスクとウクライナ戦争の影響も引き続き懸念。
2-2. オーストラリア
S&P/ASX 200 +0.14%(8,308ポイント)、5日ぶりの反発。
金融株が主導
コモンウェルス銀行 +3%
NAB +2.3%
ANZグループ +2.6%
消費関連株も上昇
ウールワース +1.8%
ウェスファーマーズ +1%
アリストクラット・レジャー +2.9%
ワイズテック・グローバル -20%(取締役の辞任が影響)。
今週のCPI発表に注目(RBAの追加利下げ見通しに影響)。
3. コモディティ市場
3-1. 銀
$32.50/オンス超に上昇。
米ドル安、米国経済の成長鈍化懸念が安全資産需要を押し上げ。
米国の関税政策やウクライナ情勢の影響が続く。
3-2. 銅
$4.55/ポンドで安定(先週の下落から回復)。
供給逼迫の懸念が価格を支える。
米中貿易交渉の進展期待も支援材料。
4. インフレ
4-1. シンガポール
コアインフレ率 0.8%(前月1.7%)、2021年6月以来の低水準。
市場予想(1.5%)を下回る。
食品(1.5% vs. 2.3%)、住宅・光熱(1.4% vs. 2.5%)、サービス(1.0% vs. 1.6%)が鈍化。
月次CPI -0.2%(前月+0.5%)。
② 食料価格
1.5%(前月2.5%)と2021年8月以来の最も低い伸び。
肉 -0.1%、乳製品・卵 -0.4%
外食関連はすべて上昇
レストラン +1.3%
ファストフード +0.8%
ホーカーセンター +1.1%
ケータリング +0.9%
5. まとめ
経済指標
トルコの設備稼働率は2年ぶりの低水準(74.5%)。
トルコの企業景況感は8か月ぶりの高水準(102.4)。
スイスの非農業部門雇用は過去最高を更新(5.534M)。
株式市場
欧州市場はドイツ選挙の影響で上昇(DAX先物 +1%)。
オーストラリアASX 200は金融株主導で5日ぶりの反発(+0.14%)。
ワイズテック・グローバルは経営問題で-20%。
今週の豪州CPIデータが市場の焦点。
コモディティ
銀 $32.50(米ドル安、安全資産需要)。
銅 $4.55(供給不安、米中貿易交渉の進展期待)。
インフレ
シンガポールのコアCPI 0.8%(3年半ぶりの低水準)。
食品価格上昇率が2021年以来の最も低い水準(1.5%)。