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できないものねだり、するよりも

昨日から、塾では新6年生の授業が始まった、小5長男くん。
いよいよ中学受験本番まで1年をきってしまった。
授業のコマ数も増えて、学ぶ量もさらに増えた。
家庭学習用テキストでやる復習の量も5年生より圧倒的に増えて、丸つけしている私の負担も倍増だ。

たまに、勉強見てる?どう教えてる?
みたいに訊かれることがあるんだけど。
私はほとんど、勉強を『教える』ようなことはしてない。
せいぜい、復習用のテキストや漢字や計算の丸つけをしたり、どうしてもわからないものがあったら一緒に『考えたり』する程度で、教えるなんてことはまずしない。というか、できない

たとえ小学生がやるような勉強でも、正直、現役の先生たちでなければ、中学受験の勉強を教えるなんて、一般的な大人では厳しいと思う。
私は中学受験経験者ではあるものの、考え方ややり方のプロセスなんてとっくに抜けているし、細かい知識は忘れ去っている。3〜4年生くらいまでなら残っている知識でなんとかギリギリ取り繕うこともできるけど、5年生あたりからもうすっかり、手も足も出ない感じになってしまった。

我が家には、どういうわけか算数も理科も即答できる夫がいるので、塾の先生に聞かずとも『教える』の部分を家庭で担えてしまっているけど、そんなのは本当に稀なケースかもしれない。

親が『教える』必要なんて全くなくて、身の回りのサポートしたり、環境を整えたり、それこそ丸つけの作業部分を担ってあげたり、それだけで十分だと思っている。
丸つけも、一時は忙しくて自分自身でやってもらっていた時もあったけど、やはり一度も人の目に触れないような勉強の仕方は、やや雑になるし、漢字も間違ったまま覚えてしまったりする。
なので、忙しくても、時間を割いて私が丸付けするようにした。

あと、親としてできることはせいぜい、社会で学んだ、大人の『経験』に基づいた一般知識を披露するくらい。この言葉はこういう時に使うんだよとか、こういうニュアンスだよ、とか、この慣用句はこういう意味だよ、とか。
その程度で、受験に対する親の関わりは十分だと思っている…というか、本当にそれくらいしかできない。

勉強を親が教えようとするのは無理な話で。
そんなものは塾に任せればよくて。
親が完璧に勉強を教えられる能力と時間があるなら、そもそも塾なんて必要ないわけだし。(情報源という意味でも塾は重要だけど)

うちの長男くんは本当にいろんなことを私に訊いてくる。
一般的な知識に関することならまだしも、中学受験で勉強するような細かいことは答えられない。いちいちネットで検索したりして、それを伝えたりしている。
分からなくて、その度に歯痒い思いをすることも多々ある。
「なんで私、この地名をすぐ答えられないんだろう。」
「なんでこの算数の図形の問題がすぐに解けないんだろう。」
経験しているというのもあって、本当に悔しい。
だけど、忘れていて当然。中学受験の勉強って、小学校では触れることはあっても、おそらく一般的な大人であってもほとんど覚えてなくてもいいような知識を隅から隅まで勉強するものだ。
そんなの、現役の先生でもなければ、覚えてきっている方がどうかしている。

なので、最近は、子どもと一緒に『勉強する』つもりで、取り組んでいる。
とは言っても、子どもと同じように勉強する時間はなかなか取れない。
だからこその、『丸付け』。
丸付けを担うだけで、子どもがどの範囲を今勉強していて、どこを理解していて、どこが苦手としているか、わかるようになるし、私自身も、思い出したり、新たに学ぶことができる。

ただ、高学年になると勉強量が激増するので、丸付けするだけで数時間過ぎたりするから大変だけど。。。

ありがとうございます。ぺこり。

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